本日の患者様は40代の女性の方。
他院でインプラント治療途中なのだが、現在受けている治療で本当に良いのかというセカンドオピニオンをお求めにお越しになられた。
部位は下顎左右の奥歯4本ずつの欠損部の合計8本分。下顎前歯の6本は健全で、上顎は7番(最後方の奥歯)が左右で欠損している。
一般レントゲン検査だけさせていただき、骨の状況を診るとそれほどの骨吸収もなさそうである。
患者様が気になさっているのは、欠損部に埋めるインプラントの数である。
現在かかっている医院では、左右に4本ずつの計8本を埋入する必要があると言われたとのこと。
しかし調べてみると、欠損部全てにインプラントフィクスチャー(ネジ)を埋めなくてもブリッジタイプで対応可能だとお知りになったが、そんな説明はなく若干の不信が募ったという。
例えば下顎奥歯の場合、3本連続した欠損の場合には2本のインプラントを埋入してブリッジタイプの上部構造を装着することもできるし、4本欠損の場合には3本のインプラント埋入で4本分の上部構造を装着することができる。
上部構造の人工歯が連結されているのが嫌だという場合には、欠損部位全てにインプラント埋入をしなければならない。
大切なのは術前に選択肢をご提示し、患者様が納得したうえで選択することである。
いずれを選ぶかで治療費用も大きく異なってくるので、術前のインフォームドコンセント(説明と同意)を大切にしなければならない。
その他|2009年09月25日
本日の患者様は60代の男性の方。
下顎左右両側の奥歯3本ずつのインプラントのご相談にお越しになられた。
現在は取り外し式の部分入れ歯を入れていらっしゃる。
ご友人が当院でインプラント治療をされ、食事を摂る楽しさが劇的に増加したというのを聞き、ご自身も可能ならインプラントでしっかり食事をしたいとのご希望である。
当院では、目的意識がはっきりしていらっしゃる方には初診時にCT検査をお勧めしている。
通常のレントゲン画像では骨の幅や神経までの距離などが不明瞭で、インプラント手術のリスクを把握しきれない。
CT検査だと3次元的に構築した画像でインプラント埋入シュミレーションまで行えるため、かなり詳細な治療内容のご案内が可能となる。
本日もCT画像に基づいた詳細なご説明をさせていただき、次回埋入手術となった。
その他|2009年09月15日
本日の患者様は40代の女性の方。
右上5番目の歯(小臼歯)の歯茎が腫れていて、近医では歯が割れているといわれたとの事。
歯を残せないか、またもし抜歯ならばインプラントとブリッジどちらがよいのかを尋ねたいというご希望でお越しになった。
口腔内を拝見すると、5番相当部の歯肉がぷっくり腫れていて、若干の膿の流出を認める。
レントゲン検査の結果、歯は割れているのではなく根まで虫歯で溶けている状態であった。
この歯を保存するには、矯正治療で歯を挺出させ、健全な部分が歯茎上に出るようにしなければならない。しかし、歯根がそれほど長くないので骨内の歯根長が5ミリ以下になってしまうので動揺が生じてしまうだろう。
したがって、この歯に関しては抜歯適応だとご説明申し上げた。
さて、ブリッジかインプラントの選択だがそれぞれ特長がある。
ブリッジは保険適応の材質でよいならば安価な治療費で、比較的短期間に治療を終えることができる利点がある反面、健全な両隣の歯をこれでもかというほど切削しなければならない。
1本の欠損を補うために、両隣の歯が犠牲を強いられることになる。
他方インプラント治療では両隣の歯を削る必要は全くなく、1本の欠損を1本のインプラントで機能回復させることができる。難点は強いて言えばご費用が高価になってしまう点である。
また、骨が大きく欠損している場合には骨の造成手術も必要になるため、治療期間が比較的長くなってしまう点もある。
通常であればインプラントがファーストチョイスであるが、患者様それぞれの価値観を尊重して治療を進めて参りたい。
その他|2009年09月11日
本日の患者様は30代の女性の方。
右下奥歯を他院で抜歯して5ヶ月ほど経つが、その医院では神経に近いのでインプラントは困難と言われたとのこと。
インプラント治療の専門医院ならば可能なのではとお越しになられた。
口腔内診査と共に、患者様のご了解を得てCTスキャン検査(院内設置)をさせていただいた。
即時にインプラントシュミレーションソフトで計測したところ、骨頂から下歯槽管(神経)までは最短で6ミリ程度であり、不用意な単純埋入では神経損傷の危険性がある。
しかし、下顎後方部は下顎骨が外側に広がった携帯をしており、頬側への傾斜埋入で神経管を避けて埋入できることが分かった。
現在、当院ではリスクの高い症例に対しては積極的に『サージカルステント』による埋入手術を施行している。
『サージカルステント』とはCT上でシュミレーションした安全な埋入方向・深度を忠実に再現したマウスピースで、そこに空けられた穴にドリルを挿入して切削することができる。
これによって、今まで経験に頼った埋入手術が格段に安全に、短時間で行えるようになった。
本日の患者様も、これで入れ歯にしなくていいと知ると喜んでいただけた。
その他|2009年08月29日
本日の患者様は50代の男性の方。
右下奥歯を3本喪失していて、インプラントによる機能回復を目的にお越しになった。
患者様のご了解の下、CTスキャン検査による骨の断層診断およびインプラント埋入シュミレーションを即日行わせていただいた。
患者様の下歯槽管は骨中央付近にあり、インプラント埋入に必要な骨は骨頂から10mmから12mm程度であった。
一昔前なら骨移植あるいはGBR(骨再生誘導法)の適応となるケースであるが、現在はショートインプラントの普及によって低侵襲のインプラント治療が選択される。
幸いにも骨幅は十分あるため、8mmを1本、10mmを2本埋入することで神経損傷を避け、長期的安定性を担保できる設計とすることが可能であることがCT分析で分かった。
患者様に丁寧にご説明申し上げ、ご納得をいただき治療を開始することとなった。
その他|2009年07月21日
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