本日の患者様は50代の女性の方。
右下の4番目5番目の歯(小臼歯)の欠損をインプラントにできるかとのご相談でお越しになった。
口腔内診査をさせていただくと、欠損部位はナイフのように歯槽頂が尖っていて頬側の歯槽骨がごっそり吸収してしまっている。
抜歯した歯科医院でのインプラント治療には不安があって、抜歯後半年ほど経過してしまっている。
患者様のご了解のもとCTスキャン検査を行い、即日インプラント埋入シュミレーションを行った。
3次元画像構築を行ったところ、骨頂からオトガイ孔(下歯槽神経の出口)や下歯槽管までは約12ミリから15ミリ程度。
上部の尖った骨を削合して深めからインプラント埋入ができなくはないが、それでは非常に長い歯になってしまう。
そうなると、骨移植かスプリットクレフト(薄い骨を2枚に下ろして幅を広げる方法)を併用して治療を行う他ない。
詳細なご説明をしたところ、いずれかの方法にするかを一度検討したいとの事であった。
いずれの方法にしろ、安全な手術を心がけたい。
骨・歯ぐきの移植|2009年10月20日
本日の患者様は20代の女性の方。
近医で前歯の歯根破折が見つかり、抜歯適応のためインプラントを勧められたとのことでご相談にいらっしゃった。
口腔内診査をさせていただくと、右上1番が中等度の動揺を来たしておりデンタルX線写真でも破折線が明瞭に確認できる。
患者様のご了解を得てCTスキャン検査をさせていただいたところ、唇側歯槽骨は極めて薄く抜歯と同時に歯と一緒に取れてしまいそうな脆弱さである。
こういった薄い歯槽骨の場合に抜歯即時埋入を成功させるカギは唇側歯槽骨への侵襲を如何に軽減させるかである。
通常前歯の抜歯では行わない分割抜歯をするのも一つの方法である。
まずは唇舌的に歯を分割し、舌側を抜去した後に唇側の半分を慎重に取り出す。
歯を削る方向を誤ると歯槽骨を無用に傷つける結果を招いてしまうが、慎重に行えば有用な方策である。
このようにして唇側歯槽骨のフレームを守ることができれば、抜歯即時埋入インプラントの審美的成功の確率が高くなる。
骨・歯ぐきの移植|2009年10月06日
本日の患者様は40代の女性の方。
左下5番(第二小臼歯)を他院で抜歯して4ヶ月ほど経過しており、インプラント治療目的にご相談にいらっしゃった。
口腔内診査をさせていただくと、抜歯窩は非常にきれいに治癒しているように見える。
あとはCTスキャンで内部の状態を精査させていただいた。
CT検査を拝見すると、頬舌側共に頂点の骨はフレームとして残存しているのだが、頬側の骨壁に大きな穴が開いているのが分かった。
恐らく非常に大きな根尖病巣があって、骨壁が高度に吸収したものと思われる。
この場合、インプラントを埋入した後に頬側の穴を人工骨で埋めてあげ、軟組織(歯茎などの軟らかい組織)の侵入を防ぐためにメンブレン(特殊な膜)を留置することで対応する。
この方法は一般的にGBR(骨再生誘導法)と呼ばれるもので、インプラント外科を行う医療においては必須のオプションとなっている。
この方法ができないと、骨が不足した部位へのインプラント治療が困難となり機能性に優れた歯を構築することができない可能性がある。
骨移植や粘膜移植、GBRなど多様なオプションを用意し、患者様のニーズに応えていく医療を今後も邁進していきたい。
骨・歯ぐきの移植|2009年10月01日
本日の患者様は50代の女性の方。
上顎前歯の1本が欠損していて、4本連結のブリッジを装着していらっしゃる。
ブリッジは10年ほど前に装着したが、所々欠けて審美性が劣っている。
今回、欠損部位をインプラントで機能回復させ、4本をそれぞれ独立した歯に戻したいとのご希望である。
口腔内診査およびCTスキャン検査をさせていただくと、欠損部位の歯槽骨は大きく吸収していて唇側の歯茎は大きく陥凹している。
審美性の回復のためには、この陥凹を如何にボリュームある組織に修復していくかがカギとなる。
CTシュミレーションソフトで理想的なポジションへの埋入を試みると、唇側の骨の不足でインプラントが骨内からはみ出てしまう。
奥歯であれば内側への傾斜埋入で対応するが、高度な審美性が要求される前歯部では不可能だ。
そこで自家骨+人工骨による骨造成を行い、ボリュームの回復を図った後にインプラント埋入と角化歯肉移植を行うことをご提案した。
非常に高度なインプラント手術テクニックを駆使しつつ、ご満足のいただける結果に導いていきたい。
骨・歯ぐきの移植|2009年09月29日
本日の患者様は60代の男性の方。
下顎左右両側の奥歯3本ずつのインプラントのご相談にお越しになられた。
現在は取り外し式の部分入れ歯を入れていらっしゃる。
ご友人が当院でインプラント治療をされ、食事を摂る楽しさが劇的に増加したというのを聞き、ご自身も可能ならインプラントでしっかり食事をしたいとのご希望である。
当院では、目的意識がはっきりしていらっしゃる方には初診時にCT検査をお勧めしている。
通常のレントゲン画像では骨の幅や神経までの距離などが不明瞭で、インプラント手術のリスクを把握しきれない。
CT検査だと3次元的に構築した画像でインプラント埋入シュミレーションまで行えるため、かなり詳細な治療内容のご案内が可能となる。
本日もCT画像に基づいた詳細なご説明をさせていただき、次回埋入手術となった。
骨・歯ぐきの移植|2009年09月15日
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