20代女性の前歯抜歯即時インプラント埋入

本日の患者様は20代の女性の方。
前歯のインプラントのご相談にいらっしゃった。

5年ほど前に神経を抜いて被せ歯にした右上2本の前歯だが、度々腫れるので近所の歯科を受診したところ、2本とも歯が折れているとの診断を受けたとの事。
当院でも確認のレントゲンを撮らせていただき、歯根破折の診断に至った。

ご本人は抜歯を覚悟し、絶対にブリッジではなくインプラントによる機能回復を望んでおられる。
目的意識がはっきりしているため、早速3次元CTスキャンを撮影させていただきインプラント埋入シュミレーションソフトを使ったプレゼンテーションを行った。

前歯は縦方向に割れており、割れた部分から内部のセメントが溶出しているのか唇側歯槽骨に一部穴が開いているようだ。そこが原因で歯茎の腫れに繋がっていたのだろう。
ここで重要なのは、抜歯即時インプラント埋入が可能か否かの判断である。

前歯は抜いてしまうと、唇側の骨が見る見る痩せていく。完全に痩せた状態の場合にはブロック骨移植を行わなければ審美性の回復が不可能になってしまうし、時間もかなりかかってしまう。
幸いにも今回のケースでは骨頂部のフレームが残存しており、抜歯即時インプラント埋入が成功する可能性が高い。

長期に亘り安定した前歯を提供して差し上げたい。


下顎大臼歯への抜歯即時インプラント埋入

本日の患者様は30代の男性の方。

右下6番の腫れとお痛みで先月当院にお越しになった。
レントゲン検査の結果、歯根破折した歯が感染して炎症を起こしている状態であった。

消炎治療を行い、症状が落ち着いたので今後の治療方針の話し合いとなった。
当該歯は破折していて保存することは不可能であるため、抜歯しブリッジにするかインプラントにするかの選択をしなくてはならない。

患歯の前後の歯が全くの健康な歯なので、ブリッジにするのはかなり勿体無い治療法であろう。
患者様にもご理解を頂き、インプラント治療を行うこととした。

そこで早速3次元CTスキャン検査を行い、即日埋入シュミレーションを行った。
患歯の根尖病巣は小さく、頬・舌側共に骨破壊は極めて少ない。また、歯根は頬側にあり、舌側には健常な骨が存在している。
この条件であれば、抜歯即時インプラント埋入が可能であろう。

大臼歯の抜歯即時埋入は難易度の高い手術であるが、患者様にとっては時間的なメリットが極めて大きい方法である。


上顎前歯のインプラント治療

本日の患者様は30代の女性の方。

前歯数本がダメになってしまったのでインプラントにしと方がよいか診てもらいたいとの主訴である。
拝見すると、前歯4本にメタルボンドセラミック被せ歯が入っており、その歯茎は腫れていて膿も若干出ている。
レントゲンで確認すると、4本とも全て根管治療がしてあるが根尖病巣もそれなりに大きなものができている。

患者様のご了解を得てCTスキャン検査をさせていただくと、左上2本の根尖病巣はかなり大きく再根管治療をしても治る見込みは極めて少ない。
右上2本も比較的大きな病巣があるが、ことらは再根管治療を試す可能性が残されている。

この場合、患者様のキャラクターや時間的制約によって治療方針は異なるだろう。
右2本の根管治療には多くの時間を要するし、場合によっては完治しないで症状が再燃する可能性も考えると、4本とも抜歯してインプラント埋入を戦略的に検討する場合もある。
時間がかかっても、ご自身の歯を何とか残したい場合には左上2本のインプラントだけを行う。

今回の患者様は何とか右上2本だけは残したいとのご希望であったので、左上2本の抜歯とインプラントを行うこととした。
左上2本に対しては再根管治療や歯根尖端切除術など駆使しながらの治療となる。


骨幅増大術を併用したインプラント

本日の患者様は50代の女性の方。

左下奥歯3本の欠損で、現在部分入れ歯をお使いになっていらっしゃる。近医でインプラント相談をしたところ、骨が薄いので無理だと診断されたとのこと。
インプラント治療は、経験のある医師に頼めば何とかなるのではとの期待を胸に当院にお越しになられた。

目的意識のはっきりした患者様なので早速3次元CTスキャン検査をさせていただき、画像診断を行った。
欠損部の歯槽骨はかなり垂直的吸収を生じていて幅は約4ミリ~5ミリ程度であるが、高さの減少はそれほどでもなく、下歯槽管までの距離はある程度保たれている。

奥歯のインプラントで長期的安定性を担保するにはある程度の太さのインプラントを埋入しなければならない。
そのための方法としては2つあり、①ブロック骨移植による骨幅の造成、②スプリットクレフトによる骨幅拡大。詳細な内容をご説明申し上げたところ、手術規模の小さな②をご選択いただいた。

今後CT画像を精密に分析して、詳細な手術計画を立案させていただくこととした。


複数に亘るインプラント治療計画の立案基準

本日の患者様は20代の男性の方。

虫歯が酷くなっては歯医者に行くが、途中で通院を止めてしまうを繰り返してきたとのこと。
虫歯がたくさんあるので治したいとのご希望でお越しになった。

口腔内を拝見すると健全な歯は数本しかなく、ほぼ全ての歯が崩壊している状態である。
レントゲン検査をさせていただくと、崩壊した数本の歯に大きな根尖病巣がある。

全体的に重度の虫歯になっていらっしゃる患者様において初期の診断で重要なのは、残せる歯と抜くべき歯の選別をきちんと判定することである。
全く希望のない歯に多くの時間を割くよりも、保存できる歯の治療と欠損回復に重きを置いた治療を行うことが効率的で合理的な治療ができる。

今回も初期診断として、歯の揺れ具合(動揺度)、歯周病検査、虫歯の深度、根尖病巣の大きさなどを総合的に勘案して抜歯すべき歯を確定させていただいた。
それを基に、欠損回復療法としてのインプラントとブリッジの選択をしていただく。

インプラントをお選び頂いた場合には、安易な抜歯を行わず抜歯即時埋入手術が可能か否かを3次元CTで詳細に検討する。不可能な場合には人工骨によるソケットプリザベーションの必要性の判定を行わなければならない。

患者様にご満足いただける機能性を備えた咬合を回復させるには、様々な準備と基準を用いて治療に当たらなければならない。




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