本日の患者様は60代の女性の方。
左右上顎の奥歯全てを失っており、前歯6本も多少のグラグラがあるとのこと。
きちんと噛めるようになりたいとのご希望でお越しになった。
初診時検査一式および患者様のご了解の下CTスキャン検査をさせていただいた。
欠損のある部位の歯槽骨は予想通り吸収しており、左右とも5番6番辺りでは骨がかなり乏しい。
4番部分にはまずまずの骨が見られるが最後方の上顎結節には骨があまりない。
前歯部は全体的に歯根の半分くらいまでの骨吸収を生じているが、歯周病によるものというよりは、食事を前歯だけでしていたことによる咬合性外傷による骨吸収と思われる。
この方のインプラント治療計画は2通りある。
上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行って、奥歯に左右3~4本ずつのインプラントを埋入し、前歯はこのままにする方法。もう一つは前歯も抜歯してオールオンシステムによって6本程度のインプラントによって全ての歯を支える方法。
患者様のご年齢を考慮すると、オールオンシステムによる治療法の方が明らかに時間的、費用的メリットが大きく、手術も1回で終えることができる。
患者様にとって辛いサイナスリフト手術をしても、前歯が数年でダメになってしまったら再度前歯にインプラントを埋入しなければならず、非合理的になってしまう可能性が高い。
当院としてはオールオンシステムを患者様にお勧めし、今後さらなるコンサルテーションを行う予定である。
骨・歯ぐきの移植|2010年08月24日
本日の患者様は40代の男性の方。
右上前歯が根尖病巣によって抜歯しなくてはならないと近所の歯科で言われたとのこと。
抜歯には納得しているのだが、通院中の歯科医院は高度なインプラント治療とはおよそ縁がなさそうなので、専門医に診てもらいたいと思いお越しになった。
早速口腔内診査と3次元CTスキャン検査をさせていただいた。
CT画像を拝見すると当該歯の歯根は半分くらいの長さに吸収されており、その先に小豆大の根尖病巣が存在している。
唇側の皮質骨は一部穿孔しているが、概ねフレームは保たれている。
根釧病巣のから鼻腔底までには6ミリの骨が存在している。
以上の条件から、抜歯+歯根嚢胞摘出術、即時インプラント埋入術の適応と判断しご説明申し上げた。
抜歯窩とインプラントとのギャップには吸収の遅いβ-TCPという人工骨を使用することもご説明しご了承を得た。
機能的で審美性に優れた前歯をお作りできるよう努力したい。
骨・歯ぐきの移植|2010年07月16日
本日の患者様は40代の男性の方。
左上5番が保存不可能で抜歯しなくてはならず、インプラント治療が可能かどうかのご相談にお越しになった。
歯の根は吸収しており抜歯は容易だが、抜歯即時埋入の可能性を探るのと上顎洞との距離を正確に測るためにCTスキャン検査をさせていただいた。
検査の結果、上顎洞との距離は約10ミリで歯牙周囲の骨も脆弱な印象である。
この場合、抜歯して治癒を待つと周囲骨の吸収によって普通埋入が不可能となり、上顎洞挙上術が必要になる可能性が高い。
そのため、抜歯と同時にHA(ハイドロキシアパタイト)コーティングインプラント、骨造成を同時に行うこととした。
HAインプラントは、従来軟らかすぎて初期固定も得られなかったケースでも、高い骨伝導能によって完全な骨癒合(オッセオインテグレーション)を得ることが出来る。
エビデンスの確立した製品は世界的にも高いシェアを得つつある注目の素材である。
骨・歯ぐきの移植|2010年07月09日
本日の患者様は30代の女性の方。
右上7番のお痛みで近医で診てもらったところ、大きな根尖病巣が出来ており抜歯を勧められたとのこと。セカンドオピニオンとして当院を受診された。
お痛みが出たときに顔面まで腫れたとの既往から、歯性上顎洞炎を疑いCT(院内設置)を撮らせていただいた。
CT画像を診断すると右上顎洞内に根尖病巣が由来と思われる大きな病変があるのが容易に分かる。
画像をお見せしながら、ここまで大きな上顎洞炎は根管治療だけで治癒させるのは非常に困難であること、抜歯して抗生剤を内服すれば上顎洞炎自体は治癒に導けることをご説明申し上げた。
患者様が抜歯にご納得されてから、機能再建方法として延長ブリッジ、義歯、インプラントの特長をそれぞれご案内したところインプラントをご選択された。
今後、まずは抜歯と上顎洞炎治療のための投薬を行い、治癒後に骨量の測定を行うこととした。
比較的長い期間の治療となるが、通院回数はそれほど多くはないことをご説明しご安心頂いた。
骨・歯ぐきの移植|2010年07月02日
本日の患者様は50代の男性の方。
下顎前歯が歯周病でグラグラになって噛めないのでインプラントにしたいとのご希望でお越しになった。
当院発刊の小著http://www.warauhito.com/をご覧になってお越しいただいているので、インプラント治療にたいするご理解が非常に深いことに感心させられた。
目的意識がはっきりしていらっしゃるので、早速ご承諾の基3次元CTスキャン検査をさせていただき、当該部位のインプラントシュミレーションを即日させていただいた。
口腔内診査も併せて行い、要抜歯の歯は4本で歯根尖にいたる骨吸収でグラグラになってしまっている。シュミレーションでは抜歯即時インプラント埋入が可能であることが分かり、画像をお見せしながら丁寧にご説明申し上げた。
ご理解が深いため、ご質問も的確であり比較的短時間でのカウンセリングとなった。
最後にサージカルステントの歯型を取らせていただき、次回抜歯即時インプラント埋入手術となった。
骨・歯ぐきの移植|2010年06月29日
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