奥歯インプラントと対合歯との調和

image本日の患者様は30代の男性の方。

数年前に左下奥歯を2本を抜歯したのだが、仕事が忙しくなかなか治療を受けずに現在に至っているとのことであった。
やはり左側ではなかなかモノが咬み辛く、今回インプラント治療を受ける決意をされたとのことであった。

 

お口の中を拝見すると、欠損部位の骨の高さは充分にあるが幅がかなり減少している。また、咬み合せの上の奥歯(対合歯)が廷出(歯が出てきている状態)しており、ほとんど下の歯茎に当たりそうな状態であった。

このままインプラント治療をしても最終的な被せ歯は非常に薄い格好の悪い歯になってしまう。
対合歯と欠損部位との垂直的距離(クリアランス)を適切な状態に戻さなければ、患者様の満足を得るのはなかなか難しい。

一度萌えてきた歯を骨内に戻す圧下は矯正治療でも最難関であり、期間も相当かかってしまう。
患者様とも相談し、今回は上の歯を削合して被せる補綴治療を選択させていただくことにした。

対合歯との形態的・機能的な調和を求めて、治療を進めて行きたい。


審美インプラントの様々な手法

本日の患者様は50代の男性の方。

1年ほど前から上の前歯がグラグラして、前歯でモノが噛めなくなったのでインプラントにしたいとのご希望で来院された。
患者様は、インターネット始め様々な情報をお調べになって、いわゆる審美インプラントと通常のインプラントの違いについて知りたいとのことであった。

以前までの前歯部インプラント治療は、グラグラぼ歯を抜歯した後に、3ヶ月程度の治癒期間を経て埋入手術を行っていた。

しかしながら、抜歯をしてそのまま放置しておくと歯を支えていた歯槽骨、特に唇側の歯槽骨が吸収を起こしてしまう。そうなると結果的に人工歯が長い歯になってしまい左右の対称性が失われ、見た目が悪くなってしまう。
そこで、生まれたのが審美インプラントのコンセプトである。インプラント人工歯を限りなく天然歯のように見せるために様々な手法を駆使する最先端のインプラント治療である。

まず、本日の患者様のように、これから抜歯を行うケースでは抜歯即時埋入手術が可能かをCT撮影で判断する。可能であれば、埋入後に空いたスペースに人工骨を入れ、コラーゲン人工膜で蓋をするか、仮歯を即日入れてしまう。そうする事によって、歯槽骨吸収を抑制する効果がある。

また、既に抜歯したケースでは、歯型模型上で理想的な歯をワックスで作成し、骨と粘膜がどの程度不足しているのかを検討する。
僅かな不足であれば粘膜のみの移植術を、大きな不足であれば骨移植と粘膜移植を併用して行う。

移植手術を併用すると治療期間は長くなってしまうが、長い人生を考えると満足のいく結果を得られた方が良いのではないだろうか。


インプラントと無痛鎮静法

本日の患者様は30代の男性の方。

無痛鎮静法左右奥歯の欠損をインプラント治療で治したいとのご希望でご来院された。

インプラント治療の期間や費用、リスクなどなど一通りのご説明をさせていただいたのだが、患者様の不安はインプラント治療は痛くないかとのことであった。

インプラント治療のお痛みに対する不安を訴えられる方は非常に多い。
顎の骨をドリルで削って、チタンのネジを入れるのだから患者様の不安も当然の事だ。

インプラント(フィクスチャー)の埋入手術は、そのインプラントメーカーが推奨する回転数、トルクを設定した専用のドリルを用いて行う。
骨に穴を開ける作業も非常に繊細に行われる。
したがって、患者様が想像されるよりも術後のお痛みは少ないのが一般的である。

患者様の一番のストレスである手術中はどうかというと、局所麻酔をしっかりと奏功させていればお痛みは皆無に近い。
しかしながら、骨を削る振動や口を大きく開けるのが辛い方には『無痛鎮静法』を併用した手術が望ましい。
『無痛鎮静法』は点滴麻酔で睡眠あるいは傾眠状態になっていただき、ボーっとした状態のうちに手術を終えてしまう方法である。
http://www.62-oral.com/mutu/index.html
患者様の不安を取り除き、安全・安心なインプラント治療をしていきたい。


左下奥歯のインプラント


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本日の患者様は20代の女性の方。

数年前に左下6番の根管治療をしていたが、途中で通院を止めてしまい、そのまま放置していたとのこと。最近よく腫れて痛いために当院を受診された。

レントゲンおよび口腔内診査を行うと、左下6番は2箇所で破折しその周辺の骨は吸収して膿の袋で満たされていた。
保存不可能と診断し、患者様にインプラントおよびブリッジの説明を行った。
患者様は両隣の健全歯を削る事に抵抗をお持ちだったため、インプラント治療を選択された。

ここまで骨が吸収していると、抜歯時に骨造成を同時に行わなければならない。
具体的な治療の流れは
①抜歯術・歯根のう胞摘出術→人工骨及びコラーゲン膜による骨補填術
②3ヶ月の待機期間後にインプラント埋入術
③人工歯上部構造の装着  この後はメインテナンスへ

といった流れである。

患者様にご了承いただき、次回より治療開始となった。


前歯インプラントのGBR・骨移植

bone graft operation本日の患者様は20代の男性の方。

左上の1番(真ん中の前歯)を前医で抜歯され、インプラントの相談のために当院にいらっしゃった。

初診時、欠損部は極めて大きな陥凹状態で、歯槽骨がやせ細っているのが容易に想像できる形態をしていた。
レントゲン検査およびCT検査でも骨不足が明確で、そのままの状態でのインプラント埋入は不可能であった。もし、インプラント埋入が辛うじて可能であったとしても、審美性に著しく劣る形態になってしまうことは経験上明らかであった。

そこで、患者様には2ステージの治療法を提案させていただいた。
まず、オトガイ部(下顎前歯の下の部位)からブロック骨を採取、それを上顎前歯欠損部に移植し、骨造成を行い半年の待機期間を設ける。

半年後、インプラント埋入および、不足した部分があればGBR(骨再生誘導法)を行う。

期間はかかってしまうが、失われた骨・審美性・機能をすべて満足いくレベルに回復させるためである。



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