本日の患者様は遠方よりお越しの50代の女性の方。
地元の歯科医院でフルマウス(全顎的)のインプラント治療をお受けになっていたのだが、一月に1回の割合で上部構造のセラミック被せ歯が割れてしまい、その都度修理を受けていらっしゃるとのこと。
また、歯並びも出っ歯で短い気がするとのご不満をお持ちであった。
まず、インプラントは天然歯と違って生理的動揺(若干の揺れ)がない。
そのため、顎を運動させた時に生じる下顎骨体のわずかな歪みの影響が、直接インプラント上部構造に伝達されてしまうために破折が生じてしまう。
天然歯であれば骨体の歪みを、歯の生理的動揺がある程度吸収してくれる。
したがって、自ずと天然歯に与えるべき形態・咬合様式とインプラントのそれは変わってくるのである。
それを考慮せずに、ただキレイな形態だけの被せ歯を被せても、結果はこの患者様のようにあそこが欠けた、ここが割れたとなってしまう。
また、噛み合せが低く(低位咬合)のため、下顔面が短縮して実年齢よりも老けて見えるし、噛み合せが低いので、キレイな前歯を並べられずに短い出っ歯のようになってしまっている。
解決策として、この患者様の最適な咬合高径(咬み合せの高さ)を科学的に検証し、その高さでの仮歯を作成し装着する。
仮歯で、顎関節症状や見た目の不備が無い事を確認した後にセラミック上部構造を仮着けしていく。
遠方からお越しなので、なるべく治療回数を最小限にやっていきたい。
遠方よりのご来院|2008年04月01日
本日の患者様は60代の男性の方。
ご家族を当院で診させていただいており、ご自身のインプラント相談のため遠路はるばるお越しいただいた。
下顎はすでに全域に亘るインプラント治療が施されており、問題は上顎のようである。
上顎には6本の歯が残存しており、それらを支えとしたロングスパンのブリッジが装着されている。
しかし、6本全てが高度の歯周病に侵されており、長期的な安定は望めない状況である。
治療計画としては
①全てを抜歯して4本ないし6本のインプラントを即日埋入し、仮歯まで作る。
②抜歯を最小限にし、8本程度のインプラントを埋入し、ブロック別に歯を作る。
のいずれかである。
②は費用、期間がかかる割には、保存した歯がダメになったら、またそこにインプラントを埋入しなければならず、合理的ではない。
①の方法では、費用、期間ともに予知性があり、合理的に治療が進められる。この方法はAll on 4あるいはAll on 6という方法である。
一旦治療計画をお持ち帰りいただき、ご納得が得られるまで相談を重ねることとなった。
遠方よりのご来院|2008年02月05日
本日の患者様は40代の男性の方。
数ヶ月前まで近所の歯科医院に通院されていたのだが、根管治療が遅々として進まず通院を止めてしまったとのこと。
口腔内を拝見すると、右上の6番(奥から2番目)が残根状態になっており保存不可能な状態になってしまっていた。
ブリッジと義歯(入れ歯)のお話もしたが、患者様はインプラントを選択された。
その奥歯以外にも多くの虫歯があるため、インプラント治療と並行して虫歯治療を行うこととした。
当院では、遠方からお越し下さる患者様も多いため、治療時間は最低でも1時間は行うように心がけている。複雑な技術を必要とする方には2~3時間の治療時間を頂いて治療を行う。
本日の患者様にも短期集中治療をお勧めし、ご了解を頂いた。
遠方よりのご来院|2008年01月18日
本日の患者様は30代の男性の方。
左右下顎の7番(一番奥の歯)が欠損しており、インプラントを検討したいとのことだった。
ただし、この方は仕事の関係上、来年の春頃に海外赴任されてしまうそうで、その前に是非日本で治療を完結したいとのご希望であった。
幸いにも奥歯を抜歯されてから半年以上が経過し、歯槽骨の再生も終了しているため、すぐに埋入手術が可能な状態であった。
ただし、年内に手術を行っても、以前のように数ヶ月も待機期間を待っていては間に合いそうも無い。
この方の場合、
①部位が下顎で骨の状態がしっかりしている。
②短期間での治療をご希望である。
③咬合状態が良好である。
これらの要件を満たすため、埋入即時負荷あるいは早期負荷を行うことにした。
この方法だと海外赴任される前に治療が完結可能である旨をご説明した。
遠方よりのご来院|2007年12月04日
本日の患者様は30代の男性の方で、以前より虫歯治療で当院に受診されていた方である。
右下の奥歯が根痕状態になってしまい、2ヶ月前に抜歯した。
その後数回の治療計画を行い、最終的にインプラント治療をご決定された。
しかし、来年春頃に地方に転勤される事が決まったそうで、当院でなさるか転勤先でなさるかをお悩みであった。
患者様がお調べになった範囲では、転勤先にインプラントを数多く行っているクリニックは見当たらないとのことで困ってしまったと話されておられた。
インプラント治療は、埋入手術、抜糸、二次手術、型採り、上部構造(被せ歯)装着と、通常の方法であれば5回程度の通院が必要となる。条件がよければ、最短3回のご来院で終了できる。
歯の治療のために、わざわざ飛行機に乗って東京までいらっしゃるか、あるいは近所でなさるかは患者様の価値観によるだろう。
インプラント治療を始め、歯科治療は技術だけでなく医師と患者の人間関係も重要になってくる。
この先生に治してもらいたいと本心で感じたなら、飛行機に乗って治療に行っても価値はある気がする。
本日の患者様も、「ここまで丁寧に虫歯を治してもらったから、先生に任せるよ」と言って下さった。
歯科医師冥利に尽きる。
ご期待を裏切らないよう全力を尽くしたい。
遠方よりのご来院|2007年11月06日
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