本日の患者様は20代の女性の方。
左上奥歯が3本欠損しており、右でしか噛めないから何とかしたいとの主訴であった。
レントゲン検査をすると、欠損部の歯槽骨はかなり吸収しており、上顎洞との距離は7mm程度しか残っていない。
通常であれば、この場合ソケットリフト手術あるいはサイナスリフト手術の適応となる。
しかしここ最近のトレンドとして、長さが5mmから7mm程度のショートインプラントを埋入治療しても、ソケットリフト等の移植手術を行った症例との予後の差がないことが分かってきた。
以前までは、長ければ長いほど安定すると考えられてきた。そのため、サイナスリフト手術やソケットリフト手術など様々な手法を駆使してきた。
しかし、安定性を担保する要素として、長さよりも太さが重要であり、埋入トルクが適切でかつ直径5mmが埋入できれば長さは短くてもよいのである。
ただし、将来的に歯周病に罹患しやすい患者様の場合には、埋入したがロストしてしまう可能性もあるため、適応は慎重に検討しなければならないだろう。
本日の患者様は、とにかく低侵襲な処置をご希望されたため、ショートインプラントを用いたオペを適応することとなった。
奥歯|2008年06月13日
本日の患者様は50代の男性の方。
数年前にインプラントを下顎の数本、治療を施されたが、上顎はグラグラの歯周病で硬いものを噛むことが出来ないので上顎の治療を希望されて当院にお越しになった。
他院でもご相談されたのだが、上顎の骨が少なすぎてインプラントは出来ないと言われたそうである。
しかし、友人から当院の書籍を読むよう勧められ、オールオン4に関心をお持ちになったという。
口腔内診査とレントゲン検査の結果、左右ともに奥歯3本ずつ喪失しており、残存する8本の歯も動揺度3度で、周囲骨もかなりの吸収をおこしていた。
上顎洞との間にある歯槽骨は1㎜程度しか存在せず、サイナスリフト(上顎洞挙上術)を行っても長期的安定性を担保できるかが不透明な状態である。
患者様としては、なるべく低侵襲で値段対効果に優れた方法を選択したいとのご希望だったので、オールオン4をお勧めした。
オールオン4は鼻腔下にある吸収を生じにくい骨に角度を変えて4本埋入し、4本で左右12本の歯を支える方法である。
抜歯即時オールオン4埋入+即日仮歯装着を行うので、歯が無くてみっともない期間はゼロであり、クオリティーオブライフに適っている。
ポルトガルのDr.Maloが考案した方法で、最近では日本でも無歯顎患者様への適応が進んできている。
下顎では神経損傷への注意、上顎では上顎洞粘膜への損傷に注意しなければならず、難易度としては上顎の方が高い。
CT検査およびシュミレーションを行ってからの手術になるが、患者様のご満足のため最善を尽くしたい。
奥歯|2008年05月23日
本日の患者様は50代の男性の方。
奥歯がグラグラして痛くて食事ができないという訴えで受診された。
レントゲン検査及び口腔内診査を行うと、全顎的に歯周病に罹患していらっしゃる。
上顎奥歯は歯根が歯槽骨から逸脱し歯茎だけで支えられている状態であった。
他も前歯・小臼歯が中等度の歯周病になっており、多少のグラツキが散見された。
インプラント療法の術前診断・治療計画において、どの歯を抜歯しどの歯を保存するのかは非常に重要なウェートを占める。
例えば、連続して2本欠損すると2本埋入しなければならない。また、連続して3本欠損している部位では2本埋入してブリッジタイプの上部構造を装着する事も可能である。
しかし、2本欠損の判断で2本の埋入した後に隣の歯が抜歯になった場合、結果として3本の埋入になってしまう。
歯の寿命を予測しながら計画を立てなければ、後手後手に回ってしまい治療期間も費用を当初の予測をオーバーしてしまう。
患者様もいったいいつになれば全て治るのかと不安になってしまう。
本日の患者様のケースも歯周治療を慎重に行いながら、それぞれの歯牙の保存の可否や長期的な安定性の判断をしていかなければならない。
奥歯|2008年05月23日
本日の患者様は30代の男性の方。
数年前に左下奥歯を2本を抜歯したのだが、仕事が忙しくなかなか治療を受けずに現在に至っているとのことであった。
やはり左側ではなかなかモノが咬み辛く、今回の治療はインプラントを受ける決意をされたとのことであった。
お口の中を拝見すると、欠損部位の骨の高さは充分にあるが幅がかなり減少している。また、咬み合せの上の奥歯(対合歯)が廷出(歯が出てきている状態)しており、ほとんど下の歯茎に当たりそうな状態であった。
このまま治療をしても最終的な被せ歯は非常に薄い格好の悪い歯になってしまう。
対合歯と欠損部位との垂直的距離(クリアランス)を適切な状態に戻さなければ、患者様の満足を得るのはなかなか難しい。
一度萌えてきた歯を骨内に戻す圧下は矯正治療でも最難関であり、期間も相当かかってしまう。
患者様とも相談し、今回は上の歯を削合して被せる補綴治療を選択させていただくことにした。
対合歯との形態的・機能的な調和を求めて、治療を進めて行きたい。
奥歯|2008年05月13日
本日の患者様は30代の男性の方。
左右奥歯の欠損をインプラント療法で治したいとのご希望でご来院された。
治療の期間や費用、リスクなどなど一通りのご説明をさせていただいたのだが、患者様の不安は治療は痛くないかとのことであった。
治療のお痛みに対する不安を訴えられる方は非常に多い。
顎の骨をドリルで削って、チタンのネジを入れるのだから患者様の不安も当然の事だ。
インプラント(フィクスチャー)の埋入手術は、そのメーカーが推奨する回転数、トルクを設定した専用のドリルを用いて行う。
骨に穴を開ける作業も非常に繊細に行われる。
したがって、患者様が想像されるよりも術後のお痛みは少ないのが一般的である。
患者様の一番のストレスである手術中はどうかというと、局所麻酔をしっかりと奏功させていればお痛みは皆無に近い。
しかしながら、骨を削る振動や口を大きく開けるのが辛い方には『無痛鎮静法』を併用した手術が望ましい。
『無痛鎮静法』は点滴麻酔で睡眠あるいは傾眠状態になっていただき、ボーっとした状態のうちに手術を終えてしまう方法である。
http://www.62-oral.com/mutu/index.html
患者様の不安を取り除き、安全・安心な診療をしていきたい。
奥歯|2008年04月28日
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