本日の患者様は30代男性の方。
上顎前歯2本を転倒によって破折してしまったとのことでご来院になった。
前歯は2本とも失活歯(神経を抜いてある歯)で、脆弱であったのか2本とも縦破折をしており、保存は不可能であった。
破折以外に特段の感染兆候もないため、抜歯即時インプラント埋入・即日仮歯装着をお勧めした。
抜歯すると歯の周囲の歯槽骨、特に唇側の歯槽骨は著しく吸収(痩せる)してしまう。
抜歯後数ヶ月も放置すると、骨の垂直的・水平的な高さと幅が減少してしまう。
そうすると、最終的な歯が奥まった長い歯になってしまう可能性が高い。
それを防ぐために、抜歯後即時にインプラントを埋入し、自家骨と人工骨で隙間を埋め、骨吸収を最小限に抑える方法が採られる。
より機能的で審美性に優れた歯にするための方法だが、高度な技術が必要である。
ご満足いただける前歯の再生をお手伝いしたい次第である。
前歯|2009年01月16日
本日の患者様は50代の女性の方。
下顎の歯は前歯が4本残存しているが、グラグラしていて満足に食事が召し上がれないとのお悩みでいらっしゃった。
お口を拝見すると上顎はほぼ全ての歯が揃っていらっしゃるが、下顎はもうすぐ抜けそうな前歯が4本だけ残っている。
上顎歯は中等度の歯周病で、若干のグラグラが認められる。
下顎は抜歯即時埋入によるオールオンシステムの適応であり、6本ほどのインプラントを左右対称に埋入し、即日仮歯を装着する方法をご案内した。
この方法であれば、治療期間は4ヶ月程度で費用的にもアドバンテージがある。
ただし、注意しなければならないのは上顎の歯である。
インプラントで固定された下顎は強固でガッチリしているが、その分上顎歯に負担がかかってしまい、歯周病を増悪しかねない。
上顎の歯周病治療を併行して行なうことが肝要であろう。
下顎に強固なインプラント上部構造が入ると強い咀嚼力が生まれるが、下顎が丈夫すぎて上顎の歯が障害を受けてしまう可能性がある。
上顎骨は下顎骨に比べて柔らかく、中等度の歯周病をほったらかしにしたままでは歯周病の進行を惹起してしまう。
下顎を仮歯にした状態で、上顎の歯周治療を併行して進めていかなければならない。
前歯|2009年01月13日
本日の患者様は50代の男性の方。
下顎の歯が揺れて噛めないので何か良い方法はないかと掛かりつけ医に相談され、ご紹介で当院にいらっしゃった。
上顎は全顎的なブリッジが装着されており、比較的強固に安定している。
下顎もやはりブリッジになっているが、ブリッジの支台になっている歯が高度の歯周病になっており、強く噛むとかなりお痛みを伴って揺れてしまっている。
患者様は当院発行の書籍をお読みになってのご来院であったため、ある程度の治療方針を予想おられたようで、開口一番「オールオン4かオールオン6ですかね?」と仰られた。
『オールオンシステム』とは、下顎骨に左右対称に4本ないし6本ほどのインプラントを埋入し、その上に全ての上部構造(歯)を並べる方法で、当院でも非常に多用しているテクニックである。
本日の患者様の場合でも、『オールオン6』が最も長期的安定性を担保でき、かつ治療期間・ご費用を抑制する最善の策であるとお伝えした。
この方法ならば、手術当日中に仮歯を装着でき、しっかりとお食事を召し上がっていただくことが可能である。
前歯|2008年12月16日
本日の患者様は20代男性の方。
今年4月頃に交通事故に遭い上顎前歯3本を失われ、現在部分入れ歯をしていらっしゃる。
歯が折れた時に唇側の歯槽骨も折れ、相当量の歯槽骨も失ってしまっている。
鼻下にはまだ骨があるため、このままでもインプラント埋入は可能であるが、とても審美的な見た目にすることは困難である。
以前の顔写真をお持ちいただき、その状態になるべく近づけるよう、ブロック骨移植および粘膜移植を複数回に分けて行う。
骨が安定した段階で埋入を行っていくことをご説明した。
以前のように人前で思いきり笑えるような仕上がりにしていきたい。
前歯|2008年12月12日
本日の患者様は50代男性の方。
お仕事が多忙で、ここ10年以上歯医者にかかっていないという。
今回は右下奥歯のブリッジが揺れていて、強く噛むとお痛みがあるとのことであった。
レントゲンの所見は、全顎に渡る高度の歯周病に罹患しており、ブリッジの部位は特に重篤で、歯根を支える骨は完全に消失していた。
全体的な歯周病を有する患者様への治療アプローチの順序としては、
①歯周初期治療を行い、歯石の除去と歯肉の安定を図る。
②保存する歯と抜歯しなければいけない歯の選別を行う。
③抜歯する部位へのインプラント療法の計画(骨移植などの有無の選択)を行い、計画に沿った治療を行う。
最も留意しなければいけないのは、②の選別かと思われる。
保存可能と判断した歯が、治療終盤になってやはり抜歯になってしまうケースも往々にしてあり、対応が後手に回ってしまうこともある。
そうした「追いかけ治療」をすると、治療期間、費用ともに増大してしまう。
きちんとした判断の上での診療移行が重要である。
前歯|2008年10月24日
HOME » カウンセリング・レポート » 前歯






