本日の患者様は50代の男性の方。
1年ほど前から上の前歯がグラグラして、前歯でモノが噛めなくなったのでインプラントにしたいとのご希望で来院された。
患者様は、インターネット始め様々な情報をお調べになって、いわゆる審美インプラントと通常のインプラントの違いについて知りたいとのことであった。
以前までの前歯部インプラント治療は、グラグラぼ歯を抜歯した後に、3ヶ月程度の治癒期間を経て埋入手術を行っていた。
しかしながら、抜歯をしてそのまま放置しておくと歯を支えていた歯槽骨、特に唇側の歯槽骨が吸収を起こしてしまう。そうなると結果的に人工歯が長い歯になってしまい左右の対称性が失われ、見た目が悪くなってしまう。
そこで、生まれたのが審美インプラントのコンセプトである。インプラント人工歯を限りなく天然歯のように見せるために様々な手法を駆使する最先端のインプラント治療である。
まず、本日の患者様のように、これから抜歯を行うケースでは抜歯即時埋入手術が可能かをCT撮影で判断する。可能であれば、埋入後に空いたスペースに人工骨を入れ、コラーゲン人工膜で蓋をするか、仮歯を即日入れてしまう。そうする事によって、歯槽骨吸収を抑制する効果がある。
また、既に抜歯したケースでは、歯型模型上で理想的な歯をワックスで作成し、骨と粘膜がどの程度不足しているのかを検討する。
僅かな不足であれば粘膜のみの移植術を、大きな不足であれば骨移植と粘膜移植を併用して行う。
移植手術を併用すると治療期間は長くなってしまうが、長い人生を考えると満足のいく結果を得られた方が良いのではないだろうか。
前歯のインプラント|2008年05月09日
本日の患者様は50代の男性の方。
右下奥歯2本を欠損して半年経過している。
何件かの歯科医院を訪れ、インプラントカウンセリングを受けていらっしゃったとのこと。
患者様は、1日も早く歯を入れたいたので、インプラント手術当日に仮歯を入れてその日から噛みたいというご希望をお持ちであった。
通常、インプラント治療のスケジュールとしては、埋入手術から下顎で2~3ヶ月、上顎で3~4ヶ月の待機期間を置き、骨癒合を待ってから負荷を掛ける待時荷重が基本であった。
しかし、インプラント治療の研究は日進月歩で進化しており、条件が揃えば埋入手術をした日に固定性の仮歯を装着しモノが噛める「埋入即時荷重」が可能と判ってきた。
ただし、埋入部位の骨がしっかりしており、且つインプラントの初期固定がしっかりしていることが絶対条件ではある。
この条件を満たさずに即時荷重を架けてしまうとインプラントの初期固定が失われ、グラグラして骨との癒合が阻害される。
そのため、即時荷重というのは必ず出来るものではなく、状態を全体的に評価して慎重に行わなければならない。治療が早く、患者様の食生活のクオリティー向上には良いが、リスクを伴う事も認識しなければならない。
前歯のインプラント|2008年04月23日
本日の患者様は40代の女性の方。
あちこちグラグラして、まともに食事ができないとのお悩みで来院された。
初診時のレントゲン検査および口腔内診査をしてみると、咬み合せの高さが極端に低くなっている。
患者様ご本人も、顔が歪んだような気がすると仰っている。
顎模型を作成後、フェイスホウトランスファー(顎咬合診査・診断)を行ったところ、適切な咬み合せの高さより右で7㎜、左で9㎜の不足があることがわかった。
全体的に高さが不足しているだけでなく、左の方が右より2㎜不足しているために顔貌の歪みが生じてしまったようである。
また、ロングスパンブリッジ(本数の多いブリッジ)を支える歯は高度の歯周病になっており、抜歯の適応である。
したがって、インプラント治療を用いた、全顎咬合再構成治療が必要になってくる。
治療の手順としては
①顎咬合診査によって得られた理想的な咬合状態を再現した仮歯の作成
②その仮歯に沿ったインプラント診断用ステントの作成
③CT検査および3D画像処理・診断により抜歯即時埋入か骨再生後の埋入かの診断
④抜歯およびインプラント埋入
⑤保存可能な歯の切削・仮歯への変更
⑥インプラントへの仮歯の装着
⑦咬合状態の再診査・診断
⑧仮歯の修正
⑨仮歯の咬合状態をフィードバックしたセラミック人工歯の作成
⑩セラミック人工歯の装着
このように綿密な計画に沿った治療を行わなければ、全体的な咬み合せの治療は出来ない。
失われた美しい顔貌および咬合機能を回復するために、時間をかけて丁寧に治療を進めていかなければならない。
前歯のインプラント|2008年04月18日
本日の患者様は20代の男性の方。
左上の1番(真ん中の前歯)を前医で抜歯され、インプラントの相談のために当院にいらっしゃった。
初診時、欠損部は極めて大きな陥凹状態で、歯槽骨がやせ細っているのが容易に想像できる形態をしていた。
レントゲン検査およびCT検査でも骨不足が明確で、そのままの状態でのインプラント埋入は不可能であった。もし、インプラント埋入が辛うじて可能であったとしても、審美性に著しく劣る形態になってしまうことは経験上明らかであった。
そこで、患者様には2ステージの治療法を提案させていただいた。
まず、オトガイ部(下顎前歯の下の部位)からブロック骨を採取、それを上顎前歯欠損部に移植し、骨造成を行い半年の待機期間を設ける。
半年後、インプラント埋入および、不足した部分があればGBR(骨再生誘導法)を行う。
期間はかかってしまうが、失われた骨・審美性・機能をすべて満足いくレベルに回復させるためである。
前歯のインプラント|2008年04月08日
本日の患者様は20代の女性の方。
他院で前歯3本の抜歯を勧められたが、抜歯が必要なのかどうか、もし抜歯してインプラントにしたらどんな感じになるのかをお知りになりたいとのことで来院された。
レントゲン検査および口腔内診査で、やはり保存は困難であることをご説明し、インプラントの概要についてご説明した。
このレポートでも度々書かせていただいているが、前歯のインプラントを審美的に成功させるのはかなりの難易度である。
詳細は当院のホームページをご覧になっていただきたい。
http://www.implant-consul.com/clinic/000210.php
20代女性の一世一代の審美インプラントを成功に導くためにあらゆる手段を講じていかなければならない。
前歯のインプラント|2008年03月04日






