複数に亘るインプラント治療計画の立案基準

本日の患者様は20代の男性の方。

虫歯が酷くなっては歯医者に行くが、途中で通院を止めてしまうを繰り返してきたとのこと。
虫歯がたくさんあるので治したいとのご希望でお越しになった。

口腔内を拝見すると健全な歯は数本しかなく、ほぼ全ての歯が崩壊している状態である。
レントゲン検査をさせていただくと、崩壊した数本の歯に大きな根尖病巣がある。

全体的に重度の虫歯になっていらっしゃる患者様において初期の診断で重要なのは、残せる歯と抜くべき歯の選別をきちんと判定することである。
全く希望のない歯に多くの時間を割くよりも、保存できる歯の治療と欠損回復に重きを置いた治療を行うことが効率的で合理的な治療ができる。

今回も初期診断として、歯の揺れ具合(動揺度)、歯周病検査、虫歯の深度、根尖病巣の大きさなどを総合的に勘案して抜歯すべき歯を確定させていただいた。
それを基に、欠損回復療法としてのインプラントとブリッジの選択をしていただく。

インプラントをお選び頂いた場合には、安易な抜歯を行わず抜歯即時埋入手術が可能か否かを3次元CTで詳細に検討する。不可能な場合には人工骨によるソケットプリザベーションの必要性の判定を行わなければならない。

患者様にご満足いただける機能性を備えた咬合を回復させるには、様々な準備と基準を用いて治療に当たらなければならない。



グラつく歯を抜いてインプラントにするか否か

本日の患者様は50代の女性の方。

下顎奥歯の部分入れ歯をインプラントにしたいとのご相談でお越しになった。
下顎の残存歯は前歯の6本のみで、中等度の歯周病でややグラグラしている。

患者様のご了承の上で3次元CTスキャンを行い診断させていただいたところ、臼歯部の歯槽骨はそこそこに吸収をしていたが、幸いにも下歯槽管は下顎骨の下縁を走行しておりインプラント埋入に支障はない。
そこで問題となるのは前歯の扱いである。
抜歯して全顎インプラントとするか、残して臼歯部だけのインプラントにするかだ。

残したのに1年後に前歯もグラグラして抜歯となるようではこの治療計画の見通しが甘かったことになる。慎重に前歯の寿命を検討しなければならない。

「グラグラするんだったら抜いてほしい」と言う方もいれば「ギリギリまで自分の歯を使いたい」と言う方もいらっしゃる。
歯に対する考えも人それぞれなので、そのお考えを尊重しつつ治療の道程を考えなければならない。

今回は患者様のお考えを尊重して一度歯周治療を行い、長期安定が望めない歯のみを抜歯することとした。
ご費用も期間も全抜歯→インプラントよりも掛かってしまうが、ご自身の歯に対する思い入れを大切にしたいとのことであった。

歯周治療の後に再評価を行い、インプラント治療に入ることを確認した。


右下奥歯の抜歯後の選択肢

本日の患者様は40代の男性の方。

右下6番の根の治療を近医で受けているが、半年ほど経過しているのに一向に良くならないので一度診てほしいとのご希望でお越しになられた。

レントゲン検査および口腔内診査(実際に根の内部を診察)したところ、近心根(2本の根のうち前方の根)の内部に穴が開いておりそこから最近が骨内へと侵入し感染を起こしているのが分かった。

根に穴が開いた歯は完治しないため、この場合の治療方針としては
①近心根のみ分割抜歯して5番と6番遠心根を支台としてブリッジ
②6番を一括抜歯してブリッジ
③6番を一括抜歯してインプラント
のいずれかであることをご説明した。

経済的に許すならば③のインプラントがファーストチョイスであるが、患者様それぞれのご事情に応じて最良の選択肢を採用していきたい。



インプラント治療におけるインフォームドコンセントの重要性

本日の患者様は40代の女性の方。

他院でインプラント治療途中なのだが、現在受けている治療で本当に良いのかというセカンドオピニオンをお求めにお越しになられた。

部位は下顎左右の奥歯4本ずつの欠損部の合計8本分。下顎前歯の6本は健全で、上顎は7番(最後方の奥歯)が左右で欠損している。
一般レントゲン検査だけさせていただき、骨の状況を診るとそれほどの骨吸収もなさそうである。

患者様が気になさっているのは、欠損部に埋めるインプラントの数である。
現在かかっている医院では、左右に4本ずつの計8本を埋入する必要があると言われたとのこと。

しかし調べてみると、欠損部全てにインプラントフィクスチャー(ネジ)を埋めなくてもブリッジタイプで対応可能だとお知りになったが、そんな説明はなく若干の不信が募ったという。

例えば下顎奥歯の場合、3本連続した欠損の場合には2本のインプラントを埋入してブリッジタイプの上部構造を装着することもできるし、4本欠損の場合には3本のインプラント埋入で4本分の上部構造を装着することができる。
上部構造の人工歯が連結されているのが嫌だという場合には、欠損部位全てにインプラント埋入をしなければならない。

大切なのは術前に選択肢をご提示し、患者様が納得したうえで選択することである。
いずれを選ぶかで治療費用も大きく異なってくるので、術前のインフォームドコンセント(説明と同意)を大切にしなければならない。


CT検査で迅速な診断・治療説明を

本日の患者様は60代の男性の方。

下顎左右両側の奥歯3本ずつのインプラントのご相談にお越しになられた。
現在は取り外し式の部分入れ歯を入れていらっしゃる。
ご友人が当院でインプラント治療をされ、食事を摂る楽しさが劇的に増加したというのを聞き、ご自身も可能ならインプラントでしっかり食事をしたいとのご希望である。

当院では、目的意識がはっきりしていらっしゃる方には初診時にCT検査をお勧めしている。
通常のレントゲン画像では骨の幅や神経までの距離などが不明瞭で、インプラント手術のリスクを把握しきれない。

CT検査だと3次元的に構築した画像でインプラント埋入シュミレーションまで行えるため、かなり詳細な治療内容のご案内が可能となる。

本日もCT画像に基づいた詳細なご説明をさせていただき、次回埋入手術となった。



  1 2 3 4 5 6  

▲PAGE TOP

HOME » カウンセリング・レポート » 費用について

ビジネスブログ

インプラント

インプラント 個別無料相談会