本日の患者様は20代の女性の方。
怖がりで歯医者に掛かっていない為、所々欠損が散見された。
本来であれば欠損部位全てにインプラント埋入をするのがベストではあるが、患者様にもご予算があるため、インプラント以外の方法では部分入れ歯になってしまう部位だけにインプラント埋入をするようご提案した。
その他の部位は、ブリッジを用いて歯列を回復していく。
ブリッジをするには、欠損の両端に歯根がなければできないので、下顎奥歯2本が喪失していると部分入れ歯しか選択肢がなくなってしまう。
患者様の食生活を含めた生活の質がを考慮すると、そこにインプラント埋入を選択する他ない。
歯科医にとって「したい治療」と「すべき治療」は患者様のご事情で変化してくるのかもしれない。
インプラントの費用|2008年02月08日
本日の患者様は20代の女性の方。
左上2番目の前歯が縦破折し、数年前に抜歯をされたとのこと。
当時は予算的にインプラント治療に二の足を踏んでいたそうである。
かと言ってブリッジにすると、両隣の健全な歯を削らなければならないので、仮歯を両隣の歯にボンドで接着させて凌いできたとのことであった。
しかし、ボンドでくっ付けているだけなので、やたらと取れてしまうため今回インプラント治療に踏み切る覚悟を固められた。
歯を抜いて数年経つため、唇側の骨が吸収してしまい、欠損部は歯茎が陥凹した状態になっている。
残存している骨にインプラントを埋入するだけの単純な手術では長い奥まった歯になってしまい、審美性に欠けてしまう。
前歯とその周囲の歯茎をより自然に美しく見せるためには、減ってモノを補わなければならない。
そのため、埋入と同時に骨のベニアグラフト手術と、角化粘膜移植手術を行う。
決して簡便な手術ではないが、高度な審美性の獲得には代えられないのである。
インプラントの費用|2008年02月01日
本日の患者様は50代の女性の方。
上の歯がほとんどなく、現在大きな入れ歯を入れていらっしゃる。
見た目も嫌だが、発音もうまくできないし、噛む楽しみがないという不満をお持ちであった。
お口を拝見すると、残存している歯もかなりぐらつきがある。
ここで、インプラント治療方針について歯科医師の中でも2つに分かれるのではないだろうか。
①残存する歯を何とか治療して保存し、欠損している部位にだけインプラントを埋入する。
②残存している歯を全て抜歯し、インプラント計画を行う。
①は良心ある歯科医であれば、必ず検討する方法である。歯科医であれば、誰しも天然の歯を温存できるものならしたい。
しかし、その部分を除いてインプラントを埋入すると、インプラントは左右2つのブロックに分かれるためインプラントの本数がある程度必要になる。
もし数年経って残存歯が抜歯になった時、またその部位にインプラントを埋入しなければならない。
これでは痛い思いを2度するだけでなく、費用的にもかなり嵩んでしまう。
残存歯の寿命がある程度予測できるならば、②の方法が賢明であろう。
数本残った歯を抜歯することによって、左右に2~3本ずつのインプラントを埋入して全体を支えるALL ON 4あるいはALL ON 6にすれば、治療期間、費用、長期的安定性の観点でかなりのアドヴァンテージがある。
本日の患者様にもこの点をご説明させていただいた。
インプラントの費用|2008年01月25日
本日の患者様は50代の女性の方。
他院でインプラントを勧められたが、やや不安があるのでセカンドオピニオンをお求めにやってこられた。
他院で発行された治療計画書も併せてお持ちいただいた。
左下の奥歯4本が欠損しており、他院ではそこに4本のインプラントを埋入する計画と言われたそうだ。
口腔内診査およびレントゲン検査を行ったところ、残存する歯槽骨のボリュームも申し分なく径の太いインプラントを埋入できる可能性が高かった。
歯が4本欠損しているからと言って、4本のインプラントを埋入しなければならない理由はない。
骨の長さと幅が充分にあり噛み合せも標準的であれば、3本のインプラントを埋入して4本の歯を入れることは可能である。
長期的な安定性の観点からも、3本のインプラントで支えても充分な強度は得られる。
埋入本数を1本減らせれば、その分患者様の経済的なご負担も軽くなる。
インプラントに対する歯科医師の考え方は様々であるが、科学的な根拠に基づいた医学的判断と、患者様の経済的なご負担可能範囲を折り合わせなければ、真に良い医療とは言えないのかもしれない。
インプラントの費用|2007年12月14日
本日の患者様は、
インプラント治療の1本あたりの治療費に関するご相談だった。
インターネット等でお調べになり安い医院を探しあてたが、まるで工場のような衛生状態で、不安がつのったそうだ。
確かにインプラント費用は医院間に若干の格差が存在する。
これには
①メーカーも日本国内で約50社が入手可能といわれており、その元値の差異が反映される。しかし、
歴史の無いメーカーはそれだけデーターの蓄積が無いので、成功率のデーターが不安である。
②医院はネジという物を販売しているわけではないので、
・対応する歯とキチット噛み合う位置に埋められるか
・手術中の事故がないか
・骨が足りないときの造骨のテクニックは、しっかりとしているか
などの要因で、インプラント治療費の格差が生じているのである。一生のことなので、ジックリ考えるのが賢明です。
インプラントの費用|2007年10月06日






