本日の患者様は40代の女性の方。
右下奥歯が腫れたとのことで、昨年末から通院していただいている。
腫れとお痛みを投薬で抑えて、前回右下のブリッジを外したところ支台の歯が3本とも腐ってしまっていた。
健全な歯質が全く無いことをご説明し、抜歯を行なった。
通常であれば、欠損を補う方法(インプラントか入れ歯か)を決めてからの抜歯が理想だが、この状態を放置すると、再度腫れてくることが明らかであったために抜歯を行なった。
この方は、今まで主に右でしか噛んでいなかったので、早急に右で噛めるようにしてほしいとのご希望である。
欠損は4本なのでインプラントを3本埋入し、初期固定性が優れていればその日のうちに仮歯を装着し、その日から食事を召し上がれるようにできることをご案内した。
今までお痛みがあっても、癖でつい右側で噛んでいらっしゃったようである。
1日も早くきちんとした歯を入れて差し上げたい。
その日から噛める|2009年01月27日
本日の患者様は50代の女性の方。
下顎の歯は前歯が4本残存しているが、グラグラしていて満足に食事が召し上がれないとのお悩みでいらっしゃった。
お口を拝見すると上顎はほぼ全ての歯が揃っていらっしゃるが、下顎はもうすぐ抜けそうな前歯が4本だけ残っている。
上顎歯は中等度の歯周病で、若干のグラグラが認められる。
下顎は抜歯即時埋入によるオールオンシステムの適応であり、6本ほどのインプラントを左右対称に埋入し、即日仮歯を装着する方法をご案内した。
この方法であれば、治療期間は4ヶ月程度で費用的にもアドバンテージがある。
ただし、注意しなければならないのは上顎の歯である。
インプラントで固定された下顎は強固でガッチリしているが、その分上顎歯に負担がかかってしまい、歯周病を増悪しかねない。
上顎の歯周病治療を併行して行なうことが肝要であろう。
下顎に強固なインプラント上部構造が入ると強い咀嚼力が生まれるが、下顎が丈夫すぎて上顎の歯が障害を受けてしまう可能性がある。
上顎骨は下顎骨に比べて柔らかく、中等度の歯周病をほったらかしにしたままでは歯周病の進行を惹起してしまう。
下顎を仮歯にした状態で、上顎の歯周治療を併行して進めていかなければならない。
その日から噛める|2009年01月13日
本日の患者様は50代の男性の方。
下顎の歯が揺れて噛めないので何か良い方法はないかと掛かりつけ医に相談され、ご紹介で当院にいらっしゃった。
上顎は全顎的なブリッジが装着されており、比較的強固に安定している。
下顎もやはりブリッジになっているが、ブリッジの支台になっている歯が高度の歯周病になっており、強く噛むとかなりお痛みを伴って揺れてしまっている。
患者様は当院発行の書籍をお読みになってのご来院であったため、ある程度の治療方針を予想おられたようで、開口一番「オールオン4かオールオン6ですかね?」と仰られた。
『オールオンシステム』とは、下顎骨に左右対称に4本ないし6本ほどのインプラントを埋入し、その上に全ての上部構造(歯)を並べる方法で、当院でも非常に多用しているテクニックである。
本日の患者様の場合でも、『オールオン6』が最も長期的安定性を担保でき、かつ治療期間・ご費用を抑制する最善の策であるとお伝えした。
この方法ならば、手術当日中に仮歯を装着でき、しっかりとお食事を召し上がっていただくことが可能である。
その日から噛める|2008年12月16日
本日の患者様は50代の女性の方。
左右上顎の奥歯がないのでインプラント療法をしたいとのご希望でいらっしゃった。
口腔内を拝見すると、下顎は比較的あんていしているのに比べ、上顎は残存している全ての歯が動揺している。
奥歯がないことで前方歯の負担過重を生じているのと、歯周病も重なった結果であろう。
患者様の了解を取ってCTを撮影したところ、小臼歯から大臼歯にかけての上顎骨は高度の吸収を生じており、上顎洞までの残存骨は1~2㎜程度しかない。
骨が残存しているの左右犬歯間と、最後方部の上顎結節部のみであった。
また、咬合高径(咬み合わせの高さ)も低くなっており、口角には深い皺ができている。
現在ある歯を残しても数年で要抜歯になる可能性が極めて高く、長期的に口腔機能の安定性を担保するためには、残存歯の戦略的抜歯およびオールオンシステムでの治療が必要不可欠であろう。
上顎でのオールオンシステムは6本を左右対称に埋入し、その上に連結した歯を接合させる方法で、期間・費用ともに節約できる。
手術当日に全ての残存歯を抜歯し、即座にインプラントを埋入する。予め埋入位置を予想した仮歯を用意しておき、その日のうちに噛めるようにする。
この方法であれば、長期的安定性が確保でき、抜歯の度に埋入をするような追いかけ治療をしなくて済む。
その日から噛める|2008年11月14日
本日の患者様は50代の女性の方。
上顎の歯が全てグラついていて、満足に食事ができないとのお悩みでお越しになった。
患者様は、来院前に当院のHPhttp://www.implant-consul.com/や当院発刊の書籍をご覧になっており、ご自身の行いたい治療をある程度把握されてお越しいただいた。
口腔内診査、レントゲン検査、CT検査をさせていただき、問題点を浮き彫りにした。
現在上顎の歯は、三分の一程度が残存しているが、高度の歯周病に罹患しており今後10年単位のスパンで考えると保存は難しい。
患者様も、抜けては手当てしてを繰り返すのはしたくないというご希望をお持ちであるため、上顎全ての残存歯を抜歯することにした。
抜歯して治癒を待つ方法と、抜歯即時インプラント埋入+即日全顎仮歯装着の方法をご提示し、患者様は後者をお選びいただいた。
前者の方法だと、数ヶ月間は総入れ歯を入れなければならず、患者様はそれには耐えられないとの事である。
当院では、抜歯即時インプラント埋入および即日仮歯装着法のためのチーム医療を行っており、麻酔医、術者、歯科技工士、手術助手がそれぞれ役割を分担して治療に当たるため、1日で上顎全てに歯が入り、その日ご帰宅いただいてすぐにお食事を召し上がっていただくことができる。
本日の患者様にも、一日も早くお食事をおいしく召し上がっていただきたい次第である。
その日から噛める|2008年10月07日
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