本日の患者様は50代の男性の方。
右下奥歯2本を欠損して半年経過している。
何件かの歯科医院を訪れ、インプラントカウンセリングを受けていらっしゃったとのこと。
患者様は、1日も早く歯を入れたいたので、インプラント手術当日に仮歯を入れてその日から噛みたいというご希望をお持ちであった。
通常、インプラント治療のスケジュールとしては、埋入手術から下顎で2~3ヶ月、上顎で3~4ヶ月の待機期間を置き、骨癒合を待ってから負荷を掛ける待時荷重が基本であった。
しかし、インプラント治療の研究は日進月歩で進化しており、条件が揃えば埋入手術をした日に固定性の仮歯を装着しモノが噛める「埋入即時荷重」が可能と判ってきた。
ただし、埋入部位の骨がしっかりしており、且つインプラントの初期固定がしっかりしていることが絶対条件ではある。
この条件を満たさずに即時荷重を架けてしまうとインプラントの初期固定が失われ、グラグラして骨との癒合が阻害される。
そのため、即時荷重というのは必ず出来るものではなく、状態を全体的に評価して慎重に行わなければならない。治療が早く、患者様の食生活のクオリティー向上には良いが、リスクを伴う事も認識しなければならない。
その日から噛めるインプラント|2008年04月23日
本日の患者様は40代の女性の方。
右下乳臼歯(E)が晩期残存(後継永久歯の先天性欠損によって生え代わりせずに、乳歯が残ってしまった)状態であった。
乳歯は歯冠が虫歯でほぼ崩壊状態であり、レントゲンを拝見すると歯根もほとんでなく、機能的・審美的に不満足な状態になっている。
乳歯の歯根がほぼ吸収して(根が溶けて短くなって)いるので抜歯即時埋入が適応となるケースである。
若干の骨の不足は切削骨片および人工骨での補填となる。
抜歯即時埋入が可能なケースでは積極的に行うべきである。
利点として、治療期間の短縮、骨吸収の抑制などがある。
今回も患者様のご同意が得られたため、抜歯即時埋入を行いたい。
その日から噛めるインプラント|2008年04月22日

本日の患者様は40代の女性の方。
全顎的に高度の歯周病に罹患しており、全ての歯が歯槽骨から逸脱しグラグラの状態を呈している。
レントゲンを拝見すると、臼歯部(奥歯)部分にはほとんど骨がなく、下顎は下歯槽神経から5㎜程度、上顎は上顎洞から3㎜程度しか骨がない。
この患者様のような症例の場合、治療計画としては大きく2通りある。
①大規模な骨移植術を行い、臼歯部を含めて全顎的にインプラント埋入を行う。
②全ての歯牙を抜歯し同時に4本のインプラントを埋入。即日使用可能な仮歯を装着する。
①の場合はオーソドックスな方法ではあるが、治療期間が年単位になってしまうのと、かなりの費用がかかってしまう。骨が安定するまでは相当のご苦労を患者様にお掛けしてしまう。
②はオールオン4という画期的な方法である。小臼歯部よりも前方に4本のインプラントを埋入し、その4本で左右12本の歯を支える。
この方法であれば、抜歯術、インプラント埋入術、仮歯の装着が1日で行うことができ、患者様のクオリティーオブライフを損なう事がない。
その上、最小限の埋入しかしないため、ご費用も①に比べて抑えることが可能だ。
患者様にご納得いただき、次回手術となった。
その日から噛めるインプラント|2008年04月11日
本日の患者様は60代の男性の方。
ご家族を当院で診させていただいており、ご自身のインプラント相談のため遠路はるばるお越しいただいた。
下顎はすでに全域に亘るインプラント治療が施されており、問題は上顎のようである。
上顎には6本の歯が残存しており、それらを支えとしたロングスパンのブリッジが装着されている。
しかし、6本全てが高度の歯周病に侵されており、長期的な安定は望めない状況である。
治療計画としては
①全てを抜歯して4本ないし6本のインプラントを即日埋入し、仮歯まで作る。
②抜歯を最小限にし、8本程度のインプラントを埋入し、ブロック別に歯を作る。
のいずれかである。
②は費用、期間がかかる割には、保存した歯がダメになったら、またそこにインプラントを埋入しなければならず、合理的ではない。
①の方法では、費用、期間ともに予知性があり、合理的に治療が進められる。この方法はAll on 4あるいはAll on 6という方法である。
一旦治療計画をお持ち帰りいただき、ご納得が得られるまで相談を重ねることとなった。
その日から噛めるインプラント|2008年02月05日
本日の患者様は30代の男性の方。
左右下顎の7番(一番奥の歯)が欠損しており、インプラントを検討したいとのことだった。
ただし、この方は仕事の関係上、来年の春頃に海外赴任されてしまうそうで、その前に是非日本で治療を完結したいとのご希望であった。
幸いにも奥歯を抜歯されてから半年以上が経過し、歯槽骨の再生も終了しているため、すぐに埋入手術が可能な状態であった。
ただし、年内に手術を行っても、以前のように数ヶ月も待機期間を待っていては間に合いそうも無い。
この方の場合、
①部位が下顎で骨の状態がしっかりしている。
②短期間での治療をご希望である。
③咬合状態が良好である。
これらの要件を満たすため、埋入即時負荷あるいは早期負荷を行うことにした。
この方法だと海外赴任される前に治療が完結可能である旨をご説明した。
その日から噛めるインプラント|2007年12月04日






