本日の患者様は20代の女性の方。
右上奥歯の腫れとお痛みで先月当院にお越しになった。
初診時検査で右上6番の根尖病巣が原因であることが分かった。
その後、CTスキャン検査も行ったところ歯根が割れており、膿が鼻の横の空洞(上顎洞)に達し上顎洞炎に罹患していることが分かった。
上顎洞炎の原因歯は一昔前ならば問答無用で抜歯されていたが、現在では歯根が健康なら保存する治療を行う。
しかし、この方の場合歯根が割れているため保存が出来ないのでインプラントカウンセリングを行った。
インプラント治療を行う場合には、原因歯を抜歯した後にマクロライド系抗生物質を内服していただき、上顎洞炎を完全に治癒させる。
その後にインプラントシュミレーション用のCT検査をさせていただき、上顎洞底挙上が必要か否かの判断をする。
少々時間を要するが、後々困らないように確実な手段で病気の除去と機能回復をして差し上げたい。
奥歯|2010年07月30日
本日の患者様は30代の男性の方。
現在他医院で全体的な噛み合せ治療中だが、左下2本が欠損しておりインプラント治療を勧められているとのこと。
ただ、その医院ではインプラント手術は年間でも数件しか施行していないと聞き、インプラント治療だけでも専門のクリニックにお願いしようかとご相談にいらっしゃった。
この方のようにインプラント手術のみ当院でお願いしたいという患者様は少なくないが、全顎的な咬合治療をうけていらっしゃる患者様の場合にはいくつか留意しておかなければならない点がある。
歯並びの最終的な形態の把握、インプラントの最終上部構造を咬合治療終了後に当院で行うこと、他の修復歯のシェード(色調)の把握などなど・・。
当院で噛み合せ治療もお任せいただけていたら、全てを計画的・合理的に進めていけるのにと思うことは何度もなる。
今後数回のご相談に乗りながら、治療計画を作成していきたい。
その他|2010年07月27日
本日の患者様は70代の女性の方。
現在上下共に総入れ歯を入れていらっしゃるのだが、下顎の入れ歯が不安定なのでどうにかしたいとのことでお越しになった。
口腔内を拝見すると、上顎の入れ歯は比較的安定しているが、下顎は土手となる歯槽骨の著しい吸収によって入れ歯が全く安定していない。
お口を開けるたびに入れ歯が浮いてしまい、それを維持しようと口輪筋やオトガイ筋を使うので下唇の下に梅干のような筋肉の隆起ができてしまっている。
一般レントゲン撮影をしたところ、下顎骨は高度に吸収しており臼歯部にインプラントを埋めるスペースは皆無のようである。
また、神経が走行していない前歯部の骨も幅・高さ共に著しく狭小であるが、そのスペースにはインプラント2本を埋入できる余地がある。
そこで2本のインプラントを埋入して、そこに磁石を装着し入れ歯を磁力で維持するような方法をご提案した。
この方法なら、低いリスクで大きな見返りのある方法であり、患者様も前向きにご検討されるとのことであった。
全体的な治療|2010年07月20日
本日の患者様は40代の男性の方。
右上前歯が根尖病巣によって抜歯しなくてはならないと近所の歯科で言われたとのこと。
抜歯には納得しているのだが、通院中の歯科医院は高度なインプラント治療とはおよそ縁がなさそうなので、専門医に診てもらいたいと思いお越しになった。
早速口腔内診査と3次元CTスキャン検査をさせていただいた。
CT画像を拝見すると当該歯の歯根は半分くらいの長さに吸収されており、その先に小豆大の根尖病巣が存在している。
唇側の皮質骨は一部穿孔しているが、概ねフレームは保たれている。
根釧病巣のから鼻腔底までには6ミリの骨が存在している。
以上の条件から、抜歯+歯根嚢胞摘出術、即時インプラント埋入術の適応と判断しご説明申し上げた。
抜歯窩とインプラントとのギャップには吸収の遅いβ-TCPという人工骨を使用することもご説明しご了承を得た。
機能的で審美性に優れた前歯をお作りできるよう努力したい。
前歯|2010年07月16日
本日の患者様は60代の女性の方。
左右下顎の奥歯2本の欠損で、インプラント治療をご希望でお越しになった。
口腔内診査、CTスキャン検査、歯型模型採取、口腔内写真撮影等インプラント術前検査一式をさせていただき、簡単なご説明をさせていただいた。
歯を失ってからしばらく経過しているため、歯槽骨は水平的・垂直的に吸収しており骨尖端は尖った形態になっている。
CT検査の結果、下歯槽神経は下顎骨の下方に走行しており、インプラントの安定性を担保する骨の深さがある。
しかしながら、部分入れ歯を入れていなかったせいか対合する上顎奥歯が下りてきていて、インプラント上部構造を入れるスペースが限られている。
きちんとした歯並びにするには上顎の奥歯も削って被せ歯にするしかないが、ご自身の健全な歯を削ることに抵抗をお持ちの方も多いので今後の課題となることをご説明した。
奥歯|2010年07月13日
本日の患者様は40代の男性の方。
左上5番が保存不可能で抜歯しなくてはならず、インプラント治療が可能かどうかのご相談にお越しになった。
歯の根は吸収しており抜歯は容易だが、抜歯即時埋入の可能性を探るのと上顎洞との距離を正確に測るためにCTスキャン検査をさせていただいた。
検査の結果、上顎洞との距離は約10ミリで歯牙周囲の骨も脆弱な印象である。
この場合、抜歯して治癒を待つと周囲骨の吸収によって普通埋入が不可能となり、上顎洞挙上術が必要になる可能性が高い。
そのため、抜歯と同時にHA(ハイドロキシアパタイト)コーティングインプラント、骨造成を同時に行うこととした。
HAインプラントは、従来軟らかすぎて初期固定も得られなかったケースでも、高い骨伝導能によって完全な骨癒合(オッセオインテグレーション)を得ることが出来る。
エビデンスの確立した製品は世界的にも高いシェアを得つつある注目の素材である。
奥歯|2010年07月09日
本日の患者様は60代の男性の方。
当院で治療された患者様の親類の方で、ご遠方よりお越しいただいた。
現在、上下に3本のグラグラの残存歯がありそれを支えに取り外し式の部分入れ歯をしていらっしゃるのだが、インプラントにしてがっちりと噛みたいとのご希望をお持ちである。
早速3次元CT検査をさせていただいたところ、上下共に比較的残存骨があることが分かる。
骨移植や傾斜埋入などのテクニックを使わずとも、歯軸方向への素直なインプラント埋入が可能である。
傾斜埋入を多用するとどうしても審美性の徹底的な追及は困難になってしまうのだが、今回のケースでは解剖学的形態の回復がかなりにレベルで実現できる可能性がある。
手術は上顎1回、下顎1回の計2回で抜歯即時埋入・即日仮歯装着で行うこととした。
基礎疾患はないが、全身状態に気を配った手術としたい。
その日から噛める|2010年07月06日
本日の患者様は30代の女性の方。
右上7番のお痛みで近医で診てもらったところ、大きな根尖病巣が出来ており抜歯を勧められたとのこと。セカンドオピニオンとして当院を受診された。
お痛みが出たときに顔面まで腫れたとの既往から、歯性上顎洞炎を疑いCT(院内設置)を撮らせていただいた。
CT画像を診断すると右上顎洞内に根尖病巣が由来と思われる大きな病変があるのが容易に分かる。
画像をお見せしながら、ここまで大きな上顎洞炎は根管治療だけで治癒させるのは非常に困難であること、抜歯して抗生剤を内服すれば上顎洞炎自体は治癒に導けることをご説明申し上げた。
患者様が抜歯にご納得されてから、機能再建方法として延長ブリッジ、義歯、インプラントの特長をそれぞれご案内したところインプラントをご選択された。
今後、まずは抜歯と上顎洞炎治療のための投薬を行い、治癒後に骨量の測定を行うこととした。
比較的長い期間の治療となるが、通院回数はそれほど多くはないことをご説明しご安心頂いた。
奥歯|2010年07月02日
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