骨幅増大術を併用したインプラント

本日の患者様は50代の女性の方。

左下奥歯3本の欠損で、現在部分入れ歯をお使いになっていらっしゃる。近医でインプラント相談をしたところ、骨が薄いので無理だと診断されたとのこと。
インプラント治療は、経験のある医師に頼めば何とかなるのではとの期待を胸に当院にお越しになられた。

目的意識のはっきりした患者様なので早速3次元CTスキャン検査をさせていただき、画像診断を行った。
欠損部の歯槽骨はかなり垂直的吸収を生じていて幅は約4ミリ~5ミリ程度であるが、高さの減少はそれほどでもなく、下歯槽管までの距離はある程度保たれている。

奥歯のインプラントで長期的安定性を担保するにはある程度の太さのインプラントを埋入しなければならない。
そのための方法としては2つあり、①ブロック骨移植による骨幅の造成、②スプリットクレフトによる骨幅拡大。詳細な内容をご説明申し上げたところ、手術規模の小さな②をご選択いただいた。

今後CT画像を精密に分析して、詳細な手術計画を立案させていただくこととした。


複数に亘るインプラント治療計画の立案基準

本日の患者様は20代の男性の方。

虫歯が酷くなっては歯医者に行くが、途中で通院を止めてしまうを繰り返してきたとのこと。
虫歯がたくさんあるので治したいとのご希望でお越しになった。

口腔内を拝見すると健全な歯は数本しかなく、ほぼ全ての歯が崩壊している状態である。
レントゲン検査をさせていただくと、崩壊した数本の歯に大きな根尖病巣がある。

全体的に重度の虫歯になっていらっしゃる患者様において初期の診断で重要なのは、残せる歯と抜くべき歯の選別をきちんと判定することである。
全く希望のない歯に多くの時間を割くよりも、保存できる歯の治療と欠損回復に重きを置いた治療を行うことが効率的で合理的な治療ができる。

今回も初期診断として、歯の揺れ具合(動揺度)、歯周病検査、虫歯の深度、根尖病巣の大きさなどを総合的に勘案して抜歯すべき歯を確定させていただいた。
それを基に、欠損回復療法としてのインプラントとブリッジの選択をしていただく。

インプラントをお選び頂いた場合には、安易な抜歯を行わず抜歯即時埋入手術が可能か否かを3次元CTで詳細に検討する。不可能な場合には人工骨によるソケットプリザベーションの必要性の判定を行わなければならない。

患者様にご満足いただける機能性を備えた咬合を回復させるには、様々な準備と基準を用いて治療に当たらなければならない。



右上奥歯の抜歯即時インプラント埋入のご相談

本日の患者様は50代の男性の方。

右上6番の咬合痛でお越しになった。
当該の歯は若い頃に神経を抜いてから、通算10回ほど治療のやり直しをしていて前医ではもうこれ以上良くなることはないから抜歯を勧められたとのこと。
ご本人もこれ以上の根管治療は望んでおらず、できれば抜歯してインプラントにしたいとのことであった。

奥歯でも条件が揃えば抜歯即時インプラント埋入の適応となるのだが、歯根を取り囲むように比較的大きな歯根嚢胞が存在しているため、初期固定を得られる骨の残量がやや不足している。

患者様にご説明したところ、ダメもとでも抜歯即時埋入を挑戦してほしいとのご希望であったため、次回抜歯時に即時埋入手術を同時に行うこととした。

大臼歯の抜歯即時埋入は抜歯時に如何に歯槽骨を損傷させずに温存できるかと、骨が最も多く存在している部位を診断しておき、埋入時の初期固定性を得られるかに成功のカギがある。


破折前歯の抜歯即時インプラント埋入

本日の患者様は20代の女性の方。

転倒事故で前歯2本が破折してしまった。夜間救急で応急処置をされたが、あまりにもみっともないので何とかしてほしいとお越しになった。
口腔内を拝見すると左右の中切歯2本が折れており、上唇の裂傷もある。
レントゲン検査の結果左切歯の破折は歯冠に限局しており、被せ歯治療での修復が可能であるが、右切歯は歯根に縦破折が生じており保存不可能な状態である。

患者様に抜歯後の処置としてブリッジとインプラントの比較を申し上げたところ、インプラントでの機能回復をご選択された。
早速CT検査を行い、抜歯即時インプラント埋入のシュミレーションを行い患者様のご了解を得た。

破折によって抜歯する場合、骨内は非常にフレッシュな状態であるため即時埋入を積極的に考慮すべきである。

今回は神経の処置ときれいな仮歯をお着けし、来週早々に抜歯即時埋入手術となった。


右下大臼歯の抜歯即時埋入インプラント

本日の患者様は40代の男性の方。

お正月に右下6番の歯が縦破折し、近医にて抜歯適応と診断されたとの事。
レントゲン検査を拝見すると、根は大の字形をしていて真ん中で真っ二つに割れている。

患者様のご希望としては、とにかく忙しく時間がないので最短の治療で治したいとの事である。
患者様のご了解を得てCTスキャン検査をさせていただくと、大の字の股の部分(根分岐部)には豊富な骨が存在し、かつ下歯槽神経までは十分な距離があることが分かった。

この場合、大臼歯でも抜歯即時インプラント埋入の適応である。
前歯では一般的となった抜歯即時埋入を近年は大臼歯でも応用するようになった。もちろんインプラント治療における熟練した技術を必要とするのは言うまでもない。

方法としては、抜歯後即時にインプラント埋入を行い、余剰スペースには人工骨を充填しコラーゲン繊維を蓋として留置しておく。
このほうほうであれば、通常半年ほどかかるインプラント治療が3ヶ月余りで行うことが出来る。

患者様のご理解の下、次回オペの運びとなった。


謹賀新年

明けましておめでとうございます。
本年も銀座オーラルクリニックのホームページをご覧いただきましてありがとうございます。

本サイトでは、インプラント治療をお考えの患者様の様々なご質問や疑問点に当院のインプラントドクターがお答えした内容をプライバシーに配慮した形で皆様にご案内しております。
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本年もよろしくお願い申し上げます。


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