本日の患者様は60代の男性の方。
上下に数本の歯が残っていて現在入れ歯をお使いだが、インプラントにしたいとのご希望でお越しになった。
口腔内診査をさせていただくと、残っている数本の歯も比較的動揺している。
長期的安定性考えると、残存している歯を全て抜歯して全体的な設計を検討した方が良い。
患者様のご了解を得て3次元CTスキャン検査をさせていただいたところ、上下顎共に著しい骨吸収が生じている。
ご費用や時間的な対効果を考えると、即時加重を目的としたオールオンシステムでのインプラント治療がベストとお伝えした。
左右対称性にインプラントを上下それぞれ6本程度埋入し、即日固定性の仮歯を装着してお帰りいただく。
手術翌日からは普通にお食事していただけるため、入れ歯をお使いだった患者様には非常に喜んでいただける方法である
その日から噛める|2009年11月20日
本日の患者様は40代の男性の方。
すでに他院でインプラント治療を開始しているのだが、インプラントのポジションが舌側に寄っていて仮歯になってもご飯がうまく食べられないとのお悩みでお越しになられた。
口腔内を拝見すると、インプラントは右下顎に埋入されているが、右下奥歯の歯列は反対側に比べてかなり舌側に偏位した状態である。
噛みあわせていただくと、噛んだ状態でも上の歯と僅かに接触しているだけで対咬関係が浅く、咀嚼能力が低い印象だ。
下顎臼歯を抜歯してしばらく放置すると、歯を支えていた頬側の歯槽骨が徐々に吸収していく。
そのため、抜歯後数年を経てインプラント埋入を行おうとすると、残存している舌側骨への埋入となってしまうために歯列はやや内方(舌側)に偏位してしまう。
重要なのはその偏位量が限界を超えていないかの術前診断である。
インプラント治療は、インプラントフィクスチャーを骨に埋めることが目的ではなく、心地よい歯を入れ咀嚼機能を回復させることにある。
現状の骨状態では対咬関係が不足するとの診断結果があれば、積極的に骨移植やスプリットクレフトなどの骨造成手術の提案をすることが肝要だろう。
今回の患者様はインプラントフィクスチャーが完全に骨と癒合しているため、インプラントを抜去するのは負担が大きくできないが、工夫を重ねてより良い人工歯が入ることを望む次第である。
その他|2009年11月17日
本日の患者様は30代の女性の方。
右下の奥歯を抜歯してから半年ほど経過するが、インプラントができないと近医で言われたが専門医で判断してほしいとのことでお越しになった。
早速3次元CTスキャン検査をさせていただき即日インプラントシュミレーションを行った。
歯槽頂の歯槽骨吸収は中等度であるが、下歯槽管の位置がやや上方にあり困難なケースだ。
骨の幅は広く下歯槽管がやや頬側に走行しているため、舌側に傾斜埋入を行えば10ミリのインプラントが埋入可能だ。
しかし、勘だけを頼りに埋入手術に臨むと下顎骨舌側に近接して走行する動脈を損傷する可能性や下歯槽神経を傷つける可能性が絶対にないとは言えない。
そこで今回は「サージカルガイド」の使用をお勧めした。
「サージカルガイド」は、3次元CT画面上で埋入シュミレーションした通りの方向と深さにドリリングができるマウスピースで、かなり精度の高いインプラント埋入手術が可能となる。
「サージカルガイド」に加え、術中でのCT撮影によって埋入シュミレーション通りの方向にドリリングができているかの確認もできるため安全・安心な手術をお受けいただける。
インプラントを諦めて入れ歯にしている方も、このシステムでならインプラント可能かもしれない。
奥歯|2009年11月13日
本日の患者様は50代の女性の方。
下顎奥歯の部分入れ歯をインプラントにしたいとのご相談でお越しになった。
下顎の残存歯は前歯の6本のみで、中等度の歯周病でややグラグラしている。
患者様のご了承の上で3次元CTスキャンを行い診断させていただいたところ、臼歯部の歯槽骨はそこそこに吸収をしていたが、幸いにも下歯槽管は下顎骨の下縁を走行しておりインプラント埋入に支障はない。
そこで問題となるのは前歯の扱いである。
抜歯して全顎インプラントとするか、残して臼歯部だけのインプラントにするかだ。
残したのに1年後に前歯もグラグラして抜歯となるようではこの治療計画の見通しが甘かったことになる。慎重に前歯の寿命を検討しなければならない。
「グラグラするんだったら抜いてほしい」と言う方もいれば「ギリギリまで自分の歯を使いたい」と言う方もいらっしゃる。
歯に対する考えも人それぞれなので、そのお考えを尊重しつつ治療の道程を考えなければならない。
今回は患者様のお考えを尊重して一度歯周治療を行い、長期安定が望めない歯のみを抜歯することとした。
ご費用も期間も全抜歯→インプラントよりも掛かってしまうが、ご自身の歯に対する思い入れを大切にしたいとのことであった。
歯周治療の後に再評価を行い、インプラント治療に入ることを確認した。
全体的な治療|2009年11月10日
本日の患者様は30代の女性の方。
極度の怖がりの方で、当院の『無痛鎮静法』での全体的な治療をご希望でお越しになった。
口腔内診査およびレントゲン検査で保存不可能な歯は合計5本で、10本程度が高度な虫歯に罹患している。
前回、ひとまずお痛みのある部分の処置を『無痛鎮静法』で行い、お痛みも落ち着いたため本日全体的な治療計画のディスカッションを行った。
全顎に亘る治療では、患者様のご希望(ご予算や期間等)を伺いながら治療計画を策定する必要がある。
歯医者嫌いの患者様が治療途中で離脱しないためにも、分かりやすいゴールを歯科医と患者様が共有しながら日々の治療をお受けいただくのだ。
要抜歯部位については、インプラントおよびブリッジのそれぞれの特長やご費用の違いについて細かくお話しし一旦ご検討いただくようにした。
幸いにも当院の『無痛鎮静法』は想像以上に快適で、これなら最後まで治療を受けられると喜んでおいでだ。
機能的で心地よい口腔を再生してさしあげたい。
全体的な治療|2009年11月06日
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