本日の患者様は30代男性の方。
左下奥歯2本の欠損をどうにかしたいとのご希望でいらっしゃった。
患者様の一番の関心事は治療費用とのことで、インターネットでいろんなクリニックの治療費用を比較検討し、可能な限りリーズナブルに抑えたいとのご希望である。
患者様のそのお気持ちは痛いほど理解できる。
同一の品質で、同等の技術レベルならば、治療費用が安いに越したことはない。
しかしながらインプラントの品質にはピンからキリまであり、高品質の製品を使用すればそれだけコストが掛かってしまう。
当院では、安全性の確立したノーベルバイオケア社製しか使用していない。
ノーベルバイオケア社は世界で初めてインプラントを商品化したメーカーであり、他社の製品はノーベル社の模倣した製品が大半を占めている。
ぱっと見は同じようなインプラントフィクスチャーでも、顕微鏡レベルで見るとノーベル社製品の精緻さがよく分かる。
確かに比較的安易なケースにおいて、他の安価なメーカーのインプラントを埋入しても上手くいくだろうが、万一品質の差異において感染や骨癒合不全が出た場合には患者様に迷惑をかけてしまう。
治療費用だけで比較されれば安価なメーカーを使用しているクリニックに及ばないが、人生で何度もすることのない治療であるインプラント治療は、もっと違う観点からの比較のほうが重要なのではないだろうか。
その他|2009年05月30日
本日の患者様は30代の女性の方。
左下と前歯のインプラントのご相談にいらっしゃった。
左上1番が他院で歯根破折で要抜歯と診断されとのと、左下奥歯2本の欠損をインプラントにとのことであった。
患者様の了解の下CTスキャン検査をし、拝見したところ左下奥歯の欠損部には十分な骨が存在しておりCT上のシュミレーションでは直径6ミリ、長さ10ミリのインプラントが埋入可能であることをお伝えした。
また、前歯の唇側歯槽骨の厚みは1.5ミリ程度あるため、抜歯即時埋入に耐えられる。
唇側歯槽骨が喪失していたり、薄い場合には抜歯即時埋入をすると審美的な前歯の構築ができない。
この場合には、骨移植やGBR法(骨再生誘導法)を使い、2ステージで治療を行う。
3本のインプラント埋入が1回の手術で可能であり、通院回数も数回で済むことをお伝えし、治療開始のご同意を得た。
インプラントと審美歯科|2009年05月23日
本日はインプラントの材質についてお話したい。
現在歯科インプラントに使用されているのは、チタン製のスクリュータイプがほとんどである。
チタン表面に酸処理をしたりハイドロキシアパタイト処理をしたりいろいろとあるが、基本的にはチタンのネジを骨に埋め込んでいる。
チタンは金属の中で唯一骨と癒合(結合)する材料であり、またアレルギーの原因とならないことが(正確には非常になりにくい)わかっている。
物性的にも非常に強度が高く腐食せず、また軽い。
しかし、金属のネジを顎の骨に埋め込むというと、抵抗感をお持ちになる患者様も若干いらっしゃるようだ。
そこで、最近欧米では『ジルコニア製』インプラントが注目を集めてきている。
ジルコニアは人工ダイヤモンドとしても活用され、非常に高い強度があり、アレルゲンとなりにくい。
また、チタンと同様に骨と癒合すると言われている。
実際のジルコニア製インプラントを見ると非常にきれいな白色で、金属性インプラントよりも心理的に受け入れやすい感じを受ける。
しかしながら、まだ信頼できる商品は1種類しかなく、欧米では使われているが日本では認可されていない。
日本は薬剤や生体材料の認可が亀のように遅く、ジルコニアインプラントが認可されるのは数年先であろう。
まだ長期症例が少ないためチタン製との優劣の判断は着かないが、選択肢が増えていくのはよいことであろう。
インプラントと審美歯科|2009年05月22日
本日の患者様は50代の男性の方。
左右上顎臼歯の欠損に対するインプラント治療のご相談にいらっしゃった。
口腔内診査をさせていただくと、上顎左右の奥歯が3本ずつの計6本の欠損であった。
CT検査(院内設置)を拝見すると、当該部位の残存骨量は7㎜~10㎜、幅は10㎜程度残っている。
一昔前であればソケットリフト手術などの上顎洞挙上術の適応となるが、ショートインプラントの出現によって現在では行う必要がなくなっているケースであろう。
欠損が3本連続となっているのも条件的には良い。上部構造(被せ歯)で3本のインプラントを連結することによって非常に強固な維持安定性が得られる。
どうしても骨移植や上顎洞挙上術などが必要なケースも多いが、患者様のご負担を軽減させる新たな器機やインプラント体の開発は日進月歩で進んでいる。
今後も患者様にとって、可能な限りやさしい治療法を選択していきたい。
奥歯|2009年05月19日
本日の患者様は40代の女性の方。
近医にて前歯2本を抜歯しなければならないと診断され、ブリッジかインプラントかで悩んでいるとのことで来院された。
レントゲン検査および口腔内診査をしたところ、確かに中切歯(真ん中の前歯)2本が残根状態で抜歯適応になっている。
その横の側切歯(真ん中から2番目の前歯)は健全で、一切の虫歯はない。
抜歯後にブリッジにするかインプラントにするかによって、前準備の治療が大きく異なってしまうので、きちんと納得された上で結論を出してから治療を開始しなけれべならないケースである。
この患者様の場合、インプラント手術に強い抵抗感をお持ちでないならば、明らかにインプラント治療を選択されたほうが賢明なケースであろう。
万一ブリッジを選択された場合、健全な歯を2本から4本切削しなければならない。
例えば他の前歯の歯並びや色調に不満があり、それらも治したいとのご希望があればブリッジ治療でもいいかもしれない。
しかし、他の4本の前歯は非常に健康的で、切削を加える理由のない歯である。
2本の欠損のために4本の健全歯を削るよりも、2本のインプラントを埋入して補ってあげるのが最小限の侵襲で最大の効果を挙げる選択肢あろう。
他にもブリッジ治療とインプラント治療の利点・欠点をお話申し上げた結果、インプラント治療に強く傾いたと仰っておられた。
前歯|2009年05月15日
本日の患者様は20代の女性の方。
右下6番7番の欠損があり、インプラント治療のご相談にいらっしゃった。
かなりの歯科恐怖症で、他のクリニックにも何件か相談に行ったが、話を聞いているだけで怖くて気持ち悪くなってしまったらしい。
当院では通常インプラント治療や審美治療などの自費治療においては、患者様にご自身が受ける医療のイメージを持っていただくために画像によるご説明を行っている。
『百聞は一見にしかず』で、口頭でどれだけ説明をするよりも写真やイラストでの画像のほうが理解がしやすい。
ただ、歯科恐怖症の方などにはイラストのみによるご説明をし、なるべく恐怖心を煽らないような方法を心がけている。
ただし、その患者様が抱えるリスクについてはCTなどで十分にご説明申し上げる。
また、実際の手術や治療においては当院独自の『無痛鎮静法』をご活用いただいて、安心な治療を心がけている。
奥歯|2009年05月12日
本日の患者様は20代女性の方。
中学生時代に転倒して前歯2本(左右1番)を失い、その後左右2番を支台とした4本ブリッジにしたそうである。
今回、1本ずつの独立した歯にしたいとの強いご希望でお越しになった。
一般レントゲンおよびCTスキャン検査をさせていただくと、当該部位の唇側歯槽骨はかなり吸収しており、見た目にも陥凹している。
このままインプラント埋入手術をしても、長くバランスの悪い歯しか装着することができない。
そんなことではせっかくブリッジをやめてインプラント治療にシフトした意味がなくなってしまう。
多少の寄り道をしても、高度の審美性を追及するほうが患者様の将来のとっては意義深い。
方針としては、
①患者様の現在の歯型模型を用いて、前歯の理想的並びをワックスで築造する。
この時点で不足している骨のボリュームを計測し、骨造成法の選択を行う。
②骨造成手術(GBR法あるいはブロック骨移植)を行い、約半年の待機期間を置く。
③その後インプラント埋入手術を行い、必要であれば再度骨造成を行う。
④審美性向上のために必要であれば歯肉移植手術を行う。
⑤仮歯からセラミック人工歯に置換して長期経過観察へ
以上のような流れとなるだろう。
治療期間は9ヶ月から1年ほど費やすが、手間を惜しまず治療を行うことによって、きっとご満足いく結果を手にすることができるだろう。
インプラントと審美歯科|2009年05月08日
HOME » カウンセリング・レポート » 2009年05月






