早いもので今回が今年最後のカウンセリングレポートです。
今年も数多くの患者様にお越しいただき、数多くの症例と向き合った一年でした。
今年も歯科技術の発展は目覚しく、ショートインプラントの日本国内認可や『オールオンシステム』による1日完成治療など、患者様にとって優しい技術を多く取り入れた一年でした。
インプラント治療というものが、かなり世間で認知されてきたせいか、カウンセリングやメールで寄せられる相談内容もより高度な質問になってきています。
お悩みの具合が深ければ深いほど、患者様も一生懸命お調べになって勉強されています。
当院のホームページや書籍をご覧になり、理路整然とご質問をされる方も数多く見受けられました。
我々も時間の許す限り、ご質問に真摯に答えてきたつもりです。
医療行為を受ける際にはきちんとした理解がなければ様々なトラブルの原因となるでしょう。
来年も安全で安心な歯科医療をお届けしたいと願っております。
2009年も銀座オーラルクリニックを宜しくお願い申し上げます。
皆様もどうぞ良いお年をお迎え下さい。
その他|2008年12月26日
本日の患者様は60代女性の方。
右上奥歯2本をインプラントにしたいとのご希望でいらっしゃった。
CTを拝見すると、当該部位の歯槽骨は吸収し、CT上の計測では約8㎜の残存骨しか残っていない。
治療方針としては、サイナスリフトあるいはソケットリフト手術をして埋入するか、或いは現在の歯槽骨に高さに合わせてショートインプラントを埋入するかのどちらかである。
技術的進歩により、埋入可能であるならば、サイナスリフトなどの手術は行なわいのが現在の趨勢である。
本日の患者様も、治療期間の短いショートインプラントをご希望になったが、その際、埋入において気をつけなければいけないのは、残存しているわずかな骨の中でより硬い骨に埋めてあげることである。
具体的には、上顎洞底の皮質骨と歯槽頂の皮質骨を使って強固な初期固定を得ることが、治療成功のキーとなる。
より正確で繊細な手術を心がけたい。
奥歯|2008年12月19日
本日の患者様は50代の男性の方。
下顎の歯が揺れて噛めないので何か良い方法はないかと掛かりつけ医に相談され、ご紹介で当院にいらっしゃった。
上顎は全顎的なブリッジが装着されており、比較的強固に安定している。
下顎もやはりブリッジになっているが、ブリッジの支台になっている歯が高度の歯周病になっており、強く噛むとかなりお痛みを伴って揺れてしまっている。
患者様は当院発行の書籍をお読みになってのご来院であったため、ある程度の治療方針を予想おられたようで、開口一番「オールオン4かオールオン6ですかね?」と仰られた。
『オールオンシステム』とは、下顎骨に左右対称に4本ないし6本ほどのインプラントを埋入し、その上に全ての上部構造(歯)を並べる方法で、当院でも非常に多用しているテクニックである。
本日の患者様の場合でも、『オールオン6』が最も長期的安定性を担保でき、かつ治療期間・ご費用を抑制する最善の策であるとお伝えした。
この方法ならば、手術当日中に仮歯を装着でき、しっかりとお食事を召し上がっていただくことが可能である。
その日から噛める|2008年12月16日
本日の患者様は20代男性の方。
今年4月頃に交通事故に遭い上顎前歯3本を失われ、現在部分入れ歯をしていらっしゃる。
歯が折れた時に唇側の歯槽骨も折れ、相当量の歯槽骨も失ってしまっている。
鼻下にはまだ骨があるため、このままでもインプラント埋入は可能であるが、とても審美的な見た目にすることは困難である。
以前の顔写真をお持ちいただき、その状態になるべく近づけるよう、ブロック骨移植および粘膜移植を複数回に分けて行う。
骨が安定した段階で埋入を行っていくことをご説明した。
以前のように人前で思いきり笑えるような仕上がりにしていきたい。
インプラントと審美歯科|2008年12月12日
本日の患者様は50代女性の方。
下顎両方の奥歯が全て義歯になっており、なかなか思うように食事が召し上がれないとのお悩みでいらっしゃった。
患者様のご希望でCT検査(院内設置)を行なったところ、歯槽骨吸収は著明で歯槽頂から下歯槽神経まで約10㎜程度であった。
一昔前なら骨移植をして半年待ってから埋入を行なっていたケースだが、インプラントフィクスチャーの技術的進歩により6~8㎜長さのショート埋入の適応となる。
インプラント上部構造のセラミック人工歯を連結(1歯ずつではなく繋がった歯)にすることで、臼歯にかかる負荷に十分に耐久でき長期的安定性を担保することができる。
治療期間・値段ともに抑制できる方法なので、患者様にもご納得いただいた。
2008年12月09日
本日の患者様は60代男性の方。
上顎に総入れ歯を入れているが、カタカタして噛めないとのお悩みでいらっしゃった。
口腔内を拝見すると、前歯部には骨の隆起はほとんど無くフラビーガム(浮動性歯肉)になっていた。
通常、歯槽頂部(もともと歯が生えていた部分)は角化歯肉という硬い歯肉が存在しているが、長いこと総入れ歯にしておくと、硬い歯肉からぶよぶよした安定感のない歯肉になってしまうことがある。
この場合、通常であれば上顎に左右対称に6本ほどのインプラントを埋入して、即日仮歯を装着する治療法を選択するのだが、全くといってよいほど骨がない。
骨吸収が過進行してしまい、上顎骨は厚紙程度の薄さしかなく、鼻腔と副鼻腔は一体化し一部は口腔とも粘膜を介して連続してしまっている。
CTを精査してみると、左右上顎結節と鼻下にわずかながらの骨がある。
ここに埋入し、マグネットを装着して総義歯を安定させる計画とした。
今よりは安定してお食事が召し上がれるような仕上がりになるだろう。
全体的な治療|2008年12月05日
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