本年のインプラント治療を振り返って

本年も残すはあと僅かとなった。

本年も、当院では数多くのインプラント手術、骨移植・粘膜移植手術を行わせていただいた。
また、多くの方がインプラント相談に訪れてくださった。

様々なお悩み、ご希望、ご心配を一つ一つ愚直に解決していく事に奔走した1年であった。

インプラント治療はまぎれもなく先端医療である。しかし、ゴール地点は昔と同じ、患者様の笑顔である。笑顔=最高の満足!と理解している。

満足していないのに笑顔を見せるほど患者様は甘くない。笑顔を見るために持てる技術を使い、それを果たせた時、我々も初めて笑顔になれた。

本年のインプラント治療実績
埋入インプラント:215本
大規模骨移植:8例
小規模骨移植:102例
サイナスリフト:7例
ソケットリフト:26例
粘膜移植:42例

来年も数を誇るでもなく、速さを誇るでもなく、ただただ丁寧を誇る治療をしてまいりたい。


来年が皆様にとって良い年でありますよう祈念しております。

来年もG.O.C.(銀座オーラルクリニック)を宜しくお願い申し上げます。


インプラントと審美治療

大臼歯大臼歯インプラント2

 

 

 

 

本日の患者様は20代の女性の方。

左下5番目の歯が銀歯が被さっているのと、その手前に歯が保存不可能のためにご相談にお見えになった。

左下4番目の歯は破折しており、保存不可能のためインプラントとし、5番目の歯はジルコニアオールセラミックスとなった。

通常、インプラントの上部構造(被せ歯)はメタルボンドセラミッククラウン(裏打ちが金属の被せ歯)で行うのだが、2本並ぶ歯が違う材質では微妙な色合いに誤差が出てしまう。

そのため、インプラントの上部構造にもジルコニアオールセラミックを使うこととなった。

通常より若干の追加料金がかかってしまうが、高度な審美性追及のために患者様がご決断なさった。


右下奥歯のインプラント

インプラント模式図本日の患者様は、30代の女性の方。

右下奥歯を1本喪失されており、抜歯後半年が経過されたとのことである。
それ以来、左側でご飯を食べているのだが、最近になって右の顎(耳の辺りから)が痛い時があるとのことであった。

典型的な偏咀嚼による顎関節症である。

人の顎は左右でぶら下がっている関節であり、左右のバランスが失われると顎関節症になりやすい。
例えば右側でご飯を食べるときには左側の関節を大きく動かす。両方でバランスよく噛むと良いのだが、片方ばかり使っているとその関節が疲れてしまうのである。

インプラント手術を急ぐとともに、顎関節症に対してはスプリント療法(マウスピースを装着する)を本日から始めるようにした。

何事もバランスが肝心なのだ。


インプラント無料相談会

本日はインプラント無料相談会の日である。

インプラントフィクスチャーいくつかの日時で開催しているが、なかなか予約がお取りできずに患者様にご迷惑をおかけしてしまっている。
昔と違い、インプラント治療をどこのクリニックでも行っているこのご時世、「インプラントとは?」という情報はネットでも氾濫するようになった。

しかしながら、それはあくまでも一般論としてのインプラント説明であって、患者様ご本人にとって何がベストなのかをネット検索で推し量る事は難しい。

患者様のお口の状態は千差万別で、A様には出来たことがB様には出来ないということはよくある。
また、「A先生にはこう言われたが、B先生には全然違う事を言われた。どっちが正しいの?」という疑問をお持ちの方も多い。

いつも多くのご相談メールをお寄せいただくのだが、患者様からのメールの内容だけではなかなか満足のいくお答えを出せない事が多く、何度もやりとりをしてという事が多かった。

インプラント無料相談会を始めてからは、即座に様々な選択肢をその場でご提示できるし、顔を合わせてお話をさせていただくと患者様の求めているゴールも見えやすくなってくる。


なかなか時間をお取りできないが、今後も末永く続けていきたい。


インプラントとセカンドオピニオン

インプラントシュミレーション本日の患者様は50代の女性の方。

他院でインプラントを勧められたが、やや不安があるのでセカンドオピニオンをお求めにやってこられた。
他院で発行された治療計画書も併せてお持ちいただいた。

左下の奥歯4本が欠損しており、他院ではそこに4本のインプラントを埋入する計画と言われたそうだ。
口腔内診査およびレントゲン検査を行ったところ、残存する歯槽骨のボリュームも申し分なく径の太いインプラントを埋入できる可能性が高かった。

歯が4本欠損しているからと言って、4本のインプラントを埋入しなければならない理由はない。
骨の長さと幅が充分にあり噛み合せも標準的であれば、3本のインプラントを埋入して4本の歯を入れることは可能である。
長期的な安定性の観点からも、3本のインプラントで支えても充分な強度は得られる。

埋入本数を1本減らせれば、その分患者様の経済的なご負担も軽くなる。


インプラントに対する歯科医師の考え方は様々であるが、科学的な根拠に基づいた医学的判断と、患者様の経済的なご負担可能範囲を折り合わせなければ、真に良い医療とは言えないのかもしれない。


インプラントと再生歯科医療

GBR本日の患者様は40代の女性。

十数年前に交通事故で上の前歯を喪失なさった。
残った歯を支台にロングスパンのブリッジを入れたのだが、最近になって支台ごと揺れるようになってしまったとのこと。

レントゲンを見ると前歯の骨は著しく減少しており、残存骨は3㎜程度しか残っていない。
ブリッジの支台となっている歯も周囲の歯槽骨が著しい吸収を起こしており、抜歯適応であった。

患者様は、インプラントでしっかりした歯をご希望だが、やはり前歯なので審美性を回復することも念願であると仰られた。

治療方針としては
①下顎オトガイ部からのブロック骨移植をし、安定するまでは義歯を使用する。
②グラグラの歯は歯周組織の再生療法を行い、周囲の骨を可能な限り再生させる。
③移植骨の安定後、インプラント手術を行う。グラグラの歯は抜歯し、即時インプラント埋入を行う。

大きな流れとしては上記の通りご説明申し上げて、ご納得を頂いた。

現在インプラント治療では様々な再生療法が併用されながら行われている。
組織再生誘導法、骨再生誘導法、角化歯肉移植術などなど・・・。

全ての技術は、充分な機能と高い審美性の獲得のために行われる。


無痛インプラント治療

埋入イメージ本日の患者様は20代の女性の方。

かなりの歯科恐怖症の方で、多くの歯が残根状態(腐った根しかない状態)であり、ご本人も何とかしなければと思いつつも怖くて歯医者に行けなかったとのこと。

お口の中は噛み合せも崩壊し、かなり重症な状態であった。

ブリッジなども併用しながら治して行くのか、それともインプラントを最大限活用して治していくのかを話し合ったところ、後者を選択された。

ご結婚が来年に控えており、この機会に全てパーフェクトに治したいという強い決意をお持ちであった。

ただ、どうしても怖さがあり、可能な限り当院の「無痛鎮静法」を併用しながら治療を進めていきたいとのご希望であった。
この方法であれば、ほぼ寝た状態で治療が可能なため、治療中の記憶はほとんど残らない。
怖がりの方にとっては画期的な方法である。

挙式が来秋とのことなので、抜歯即時埋入や仮歯専用インプラントの埋入など、あらゆるテクニックを駆使しながら治療を行う予定だ。


下顎奥歯のインプラント埋入即時負荷

埋入本日の患者様は30代の男性の方。

左右下顎の7番(一番奥の歯)が欠損しており、インプラントを検討したいとのことだった。

ただし、この方は仕事の関係上、来年の春頃に海外赴任されてしまうそうで、その前に是非日本で治療を完結したいとのご希望であった。

幸いにも奥歯を抜歯されてから半年以上が経過し、歯槽骨の再生も終了しているため、すぐに埋入手術が可能な状態であった。

ただし、年内に手術を行っても、以前のように数ヶ月も待機期間を待っていては間に合いそうも無い。
この方の場合、
①部位が下顎で骨の状態がしっかりしている。
②短期間での治療をご希望である。
③咬合状態が良好である。

これらの要件を満たすため、埋入即時負荷あるいは早期負荷を行うことにした。

この方法だと海外赴任される前に治療が完結可能である旨をご説明した。


インプラントの本数・銀座オーラルクリニック

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本日の患者様はインプラントの本数についてのご相談だった。

ご近所の歯科医院で右上3本の歯を抜かれ、そこの先生に4本のインプラントを埋める計画を言い渡されたそうだ。

なぜ3本のところに4本必要なのかとご不安の様子だった。

先生によって色々な考え方があるが、インプラント体は奥歯用はそれなりの太さ・中間の歯はまたそれなりの太さと色々なサイズがある。

それらを応用していけば歯が無いなりの本数のインプラントで対応は可能だ。そればかりでなく、奥歯には太いインプラントを用いないと被せ歯がチューリップ状になり、食べかすがたまりやすくなってしまう。
これが、いわゆるトップダウントリートメントだ。


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