本日の患者様は40代の女性の方。
とにかく歯科治療が怖くて仕方がないとの事で、旦那様を連れ添ってご相談にいらっしゃった。
歯科治療時のタービン(ドリル)の音、歯茎に麻酔されるジワーッとした感じ、歯科医院の匂いなど、全てに拒絶反応が出てしまうとの事であった。
この方のように、歯科治療に強い恐怖心をお持ちの方は少なくない。恐らく、以前に怖い思いや痛い思いをされたのだろう・・。余談だが、歯科医師でも歯科治療恐怖症の人間は決して少なくない。
ただでさえ歯科治療が苦手なのに、いざインプラント治療となると「骨をドリルで削る」「骨を移植する」といった話を聞いただけで敬遠されがちである。
幸いにも、当院の歯科医師は全員が医科大学病院麻酔科を研修しており、無痛鎮静を極めて多数例経験している。
「無痛鎮静法」で、多くの歯科恐怖症の患者様のインプラント治療が完墜できている
患者様にとって結果だけでなく、治療のプロセスも重要である。快適に治療を受けていただければ、その後も定期チェックに必ずいらっしゃっていただける。
患者様の利益になることは躊躇せずに活用していくべきだ。
本日の患者様も躊躇無く「無痛鎮静法」によるインプラント治療を選択された。
怖がりの方へのインプラント|2007年10月30日
![]() | 本日の患者様は右下顎の歯を数本失っておられる方だった。
レントゲンを拝見してみると、長期間歯が無いのを放置していたため土手(残っている骨)の高さが極端に低くなっていた。 |
これを損傷しないようにインプランを埋めなければならないが、人工歯の設計によってどうしてもインプラントの出口を神経の直上に設定しなければならない場合がある。
当院で使用しているブローネマルクシステムであればインプラント本体を45°くらいまでなら傾斜埋入ができる。
傾斜埋入を患者様に説明すると、「斜めに埋めて強度はだいじょうぶ?。 」とのご質問を受けることもあるが、実験的に証明された強さなので全く問題はない。
不可能が可能になってきている。
一昔前とは隔世の感がある・・・。
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骨・歯ぐきの移植|2007年10月27日
本日の患者様は30代男性の方で、趣味で野球をなさっていてボールが下の前歯に直撃されたとの事。
受傷直後より歯がグラグラしており、レントゲンを撮ってみると、歯は根の中間で折れてしまっていた。
根の先端、あるいは歯の頭の部分が破折しているのであれば保存できるのだが、根の中心で破折したものは抜歯の適応である旨ご説明申し上げた。
治療方針としては、ブリッジかインプラントいずれかの選択になるが、患者様はインプラントを選択された。
上の前歯でもそうだが、前歯は抜歯をすると歯を支えている骨(歯槽骨)が急速に吸収してしまう。
特に唇側の骨が吸収しやすいので、抜歯してしばらくしてからインプラントを行うと、最終的に長い歯になってしまい、審美性が劣ってしまう。
現在、前歯のインプラントでは、根の先に大きな病巣が無い限り、部分的骨移植を伴った抜歯即時埋入法が主流である。
そうすれば、唇側の歯槽骨の吸収は最小限で収まり、審美性を損なう事がない。
笑顔を作った時に、上の前歯より下の前歯の方が良く見える方も少なくない。
周囲の骨や歯肉び損傷の少ない慎重な抜歯を行い、綺麗な歯を入れて差し上げたい。
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前歯のインプラント|2007年10月26日
| 本日の患者様は40代の男性の方。
右下奥から2番目の歯(6番)が根だけの状態(残根状態)になっており、右側では満足にお食事ができないとの不満をお持ちであった。 |
右側でお食事ができないため、左側ばかりで咬んでいたら、右顎関節のお痛みまで併発しておられた。典型的な偏咀嚼による顎関節症の症状をお持ちであった。最近は首・肩にまでお痛みが出て仕事に集中できないと漏らしておられた。
このように歯は、たかが1本されど1本で、治療を疎かにして放置しておくと新たな疾患を招いてしまうことが少なくない。
骨の状態が良好であれば、抜歯即時埋入および早期負荷によって仮歯を入れて差し上げ、右側でも食事ができるようにして差し上げたい。
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奥歯のインプラント|2007年10月23日
本日の患者様は上顎の奥から2番目を失っている方だった。
この患者様は来春よりアメリカに長期の出張がひかえているとのことで、インプラント治療が始まってから終わるまでの治療期間を気になされていた。
レントゲンをお撮りしてみると、幸い骨が充分にあったので骨の移植は必要としない場合なので
・最短で1.5ヶ月
である旨をご説明申し上げた。
かかっても4ヶ月くらいであることをご説明すると、出張に間に合いそうとのことでご安心なされていたようだ。
・インプラントそのものの改良
・骨移植技術の進歩
により、最近ではどんどん治療期間が短くなってきている。
奥歯のインプラント|2007年10月22日
本日の患者様は
上の前歯を6本ほど失ってご近所の歯科医院で入れ歯をおつくりになり、その部位に「インプラントで固定性の歯を」とご希望の方だった。
拝見してみると、歯周病で他の歯がグラグラとまではいかないが、健全な歯よりも揺れが激しい。
他の歯の歯周病の治療も併用してからでないと、短絡的にインプラントだけを行うのは
1)歯周病の歯の雑菌がインプラントに飛び火して、うまくいくインプラントもうまくいかなくなる危険性が増す
2)かみ合わせの力の分散がうまくいかず、インプラントの歯に過大な力がかかりインプラントの長期維持に不安が残る
等の理由で、非常に危険である。
しっかりと他の歯の歯周病の治療をしてから、インプラント治療を行うことを申し上げた。
前歯のインプラント|2007年10月20日
本日の患者さまは50代の女性の方。
左右上下の奥歯の歯周病が進行してしまい、近医で抜歯が必要と診断されたとのこと。
当院でのレントゲン検査および口腔内審査(歯周基本検査、動揺度検査等)で、やはり抜歯しなければならないとの診断に至った。
ご本人は、歯を抜いて放置しておけば歯槽骨が痩せていく事はご存知であった。また、その結果顔貌が貧相になることがイヤなので、早期のインプラントをとのご希望であった。
実は、不適切な歯科治療によって顔貌が随分と老けてしまう事例は少なくない。
例えば、奥歯数本を被せ歯にした時に、咬み合せの高さを低くしすぎると、下顔面(鼻から下のお顔)の短縮を招き、口角に皺が寄ってしまう。これでは医療によるエイジングである。
また、奥歯を全て失ってから暫く放置すると、前歯が前方に倒れこんでしまい、やはり咬合高径(咬み合わせの高さ)の短縮を招き老けた表情になってしまう。
歯を失ってインプラント治療を行うことは、もちろん機能的・審美的回復が主なターゲットになるが、その結果、骨の喪失防止や顔貌の老化防止など様々なアンチエージング効果がもたらされるのである。
全体的なインプラント治療|2007年10月19日
本日のカウンセリングは、当院に虫歯治療でずっと掛かられており、左下4,5の歯を失って1年ほど経過していらっしゃる方である。
ご来院当初より、インプラントによる欠損補綴のご提案をさせていただいていたのだが、なかなかどちらにしようか迷って、とうとう1年あまり経過してしまった。
この間に、欠損部位の後方の歯や噛み合わせの上の歯が移動しないよう処置をしつつ、じっくり話し合いを行った。
欠損はイヤだからすぐにでも治療を!という方もいらっしゃれば、この方のようにじっくりご検討される方もいらっしゃる。
インプラント治療は一生に何度もあることではないので、じっくり考えられることは当然である。
しかし、その間に周囲の歯が移動してしまったり(これを元の位置に戻すには矯正治療が必要になる)、欠損部位の歯槽骨が崖崩れのように吸収してしまっては、いざインプラント治療を始めてもスムーズに行かなくなってしまう。
最近の潮流は、奥歯で抜歯後2~3ヶ月後、前歯では抜歯同時あるいは早期の埋入がインプラント周囲の審美性を維持するのに有効とされている。
欠損部位を放置しておく事のリスクを医師・患者双方が認識共有する事が肝要だ。
奥歯のインプラント|2007年10月16日
本日の患者様は上顎の奥から2番目の歯を失っておられる患者様だった。
レントゲンを撮ってみると骨が5mm程度しか残っておらず、インプラントを長期に維持させるにはソケットリフトという骨の造成術が必要だった。
患者様は元来の歯医者ギライで、ましてや骨の移植までするのなら大掛かりになるのか、とご心配のご様子であったがソケットリフト自体は歯を抜くよりも刺激が少ない旨を、実際の当院での画像をお見せしながらご説明しご安心いただいた。
全体の歯を拝見してみると、歯の摩耗がすすんでいらっしゃる。このような患者様にはインプラントの上の人工歯はこれを考慮した設計にしないといけない。
奥歯のインプラント|2007年10月13日
本日の患者様は50代の女性の方で、右下と左上奥歯の欠損部位にインプラントをとのご希望であった。
口腔内診査をすると、残存している歯がところどころ亀裂が入っていたり、磨耗しているか欠けている歯が多数見受けられた。
これは、顎関節症によるブラキシズム(歯軋りや食いしばりなど)による所見である。
顎関節症を無視してインプラント治療を行うと、インプラント部位に過大な咬合力が掛かり、人工歯の破損やインプラントの寿命の短縮に繋がってしまう。
インプラント部位に捉われすぎて、「木を見て森を見ず」にならぬよう心がけなければならない。
患者様には、インプラントおよび顎関節症の治療を並行して行う旨ご説明申し上げた。
奥歯のインプラント|2007年10月12日
本日の患者様は極度の、歯科治療恐怖症の方だった。私自身も同じような経験があるが、子供の頃の歯科治療で何人かに押さえつけられ治療されトラウマになり、それ以降歯の治療が苦手となったそうである。 もう何十年も歯医者に行ってないとのことで、お口の中はボロボロでった。
診察台に座るだけでもかなり緊張なされていたが、
他の同じような方の実際のお口の中の写真をお見せしながら、
・無痛鎮静法(点滴麻酔)・歯周病治療(残せる歯はできるだけ残す)
・インプラントでの治療計画
をご案内した。
お帰りの際には笑顔が見られた。
この笑顔がもっと輝くよう、しっかり治療しよう・・・。
全体的なインプラント治療|2007年10月10日
本日の患者様は40代の男性。
数箇所ある欠損部位をインプラント治療で、とのご希望である。
当院にいらっしゃる前に複数の病院・クリニックでカウンセリングを受けられたとのことである。
患者様は、大学病院とクリニックでは治療レベルに差があるのかをしきりに気になさっておられた。
この質問はよく受けるのだが、答えは明確である。
大学病院だから絶対に大丈夫だとか、クリニックだからレベルが落ちると言うことは絶対にない。
インプラント治療(もちろん他の手術もそうだが)は術者の手腕に負うところが大きいのである。
設備が大規模な大学病院でも経験の浅い術者が行えば、困難な症例には太刀打ちできない。逆に百戦錬磨の術者のいるクリニックではかなり高度な治療まで行える。
また、
大病院とクリニックの最も大きな違いは何かと言うと、担当する医師が不変か否かである。
筆者も大学病院口腔外科出身なので内情を良く知るが、大学病院を始めとする大病院では定期的な人事異動がある。
インプラント治療は、手術すれば終わりの治療ではない。メインテナンスを含めると担当医とは一生の付き合いである。
大病院では、やっと心通じるようになった担当医が次回には異動になって、初対面の医師が担当医になることがしばしばある。
また、大病院では手術日が何曜日と決まっている場合が多いため、お忙しい方のご要望にきめ細かく対応するのがなかなか困難である。
しかしながら、まだまだ大病院志向が強い方も多く、最も大切なのはご自身が納得した医療機関で治療を受けることかもしれない。
その他のインプラント|2007年10月09日
本日の患者様は、
インプラント治療の1本あたりの治療費に関するご相談だった。
インターネット等でお調べになり安い医院を探しあてたが、まるで工場のような衛生状態で、不安がつのったそうだ。
確かにインプラント費用は医院間に若干の格差が存在する。
これには
①メーカーも日本国内で約50社が入手可能といわれており、その元値の差異が反映される。しかし、
歴史の無いメーカーはそれだけデーターの蓄積が無いので、成功率のデーターが不安である。
②医院はネジという物を販売しているわけではないので、
・対応する歯とキチット噛み合う位置に埋められるか
・手術中の事故がないか
・骨が足りないときの造骨のテクニックは、しっかりとしているか
などの要因で、インプラント治療費の格差が生じているのである。一生のことなので、ジックリ考えるのが賢明です。
インプラントの費用|2007年10月06日
本日の患者様は10代後半の女性。
下顎左右6番(奥から2番目)の歯が保存不可能とのことで、他院からのご紹介受診された。
インプラント治療に携わる者が、しばしば行うのが下顎6番の治療である。
なぜこの歯が失われる事が多いのかと言うと、理由がある。それは生えるくる順番である。
生え揃った乳歯に変わって、6歳頃から永久歯が生え始める。まず最初に生えてくるのが上顎1番(前歯)と下顎6番である。前歯は親の歯磨きも届きやすいが、乳歯よりも奥の6番にはなかなか清掃が行き届かない事が多い。
そのため6番は最も虫歯リスクの高い歯となってしまう。
また、この6番と言う歯は噛み合せにおいても非常に重要な歯なのである。下顎の6番を1本失っただけで、人間の咀嚼能率(モノを噛み砕く効率)は35%低下すると言われている。たった1本失っただけなのに凄いダウンである。それだけこの歯は負担を受け止めているのだ。
それだけに、6番のインプラントは適切な位置に、適切な深度で、適切な太さで埋入しなければ長持ちしないのである。
今日は、そんなお話をしながらインプラント治療について説明させていただいた。
奥歯のインプラント|2007年10月05日
本日の患者様のご希望のレベルは高かった。
上の前歯の数本がグラグラでその部位にインプラントをご希望だが、健全な反対側の天然歯と同じサイズの人工歯を入れたいとの強いご希望であった。
これには
①自家骨移植で、ご自身の下顎から多量の骨をいただき移植する。
②仮骨延長という方法で、骨を移植せずにご自身の骨を伸ばす方法が必要である。
デメリットとしては、
①は、1週間程度の腫れが必ず出現する
②は、装置を2~3ヶ月程度お口の中についたままとなり、で邪魔となる
などがあげられる。
しかし、このような複合テクニックを用いないと、満足していただける結果には決してならない。生涯一度のことだから・・・。
口腔外科のテクニックを駆使したしっかりとした治療をすることでご納得いただけた。
インプラントと審美歯科|2007年10月03日
本日の患者様は20代の男性で、右下5番の歯が残根(腐った根が残った)状態の方だ。
模型採取、単純レントゲン、CT等の検査をした結果、頬側の骨は相当程度保存されており、抜歯即時埋入の適応であった。
抜歯即時埋入の利点は、抜歯後の数ヶ月待機期間を置かなくて済むので、全体の治療期間の短縮に結びつく。誰でも、歯が無い期間は1日でも短い方がよいはずである。
当院では、患者様のQOLを考え、可能な症例では抜歯即時埋入を施行している。
また、骨質が良く、初期固定が良好であれば即時荷重(インプラント手術と同時に仮歯を入れる)や早期荷重(通常3~4ヶ月待機するのに対し、約1ヶ月で仮歯を入れる)も行っている。
本日の患者様にも、早く快適な歯を入れて差し上げたい。
その日から噛めるインプラント|2007年10月02日
本日の患者様は
前歯の差し歯がダメになってそこにインプラントをご希望の患者さまだった。
前歯は歯茎の高さの左右対称性(=人工歯の長さの対称性)が得られてはじめて、満足のいく結果のインプラント治療になる。
今ある根っ子を引っ張り骨・歯茎の高さをあらかじめ揃えてから、インプラントを埋めるのが大事だ。
治療期間も数ヶ月かかろう・・・。
奥歯のように簡単には済ませないほうがいい。
生涯一度のことだから・・・。
インプラントと審美歯科|2007年10月01日
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