サイナスリフトよりオールオンシステムを選択

本日の患者様は60代の女性の方。

左右上顎の奥歯全てを失っており、前歯6本も多少のグラグラがあるとのこと。
きちんと噛めるようになりたいとのご希望でお越しになった。

初診時検査一式および患者様のご了解の下CTスキャン検査をさせていただいた。
欠損のある部位の歯槽骨は予想通り吸収しており、左右とも5番6番辺りでは骨がかなり乏しい。
4番部分にはまずまずの骨が見られるが最後方の上顎結節には骨があまりない。

前歯部は全体的に歯根の半分くらいまでの骨吸収を生じているが、歯周病によるものというよりは、食事を前歯だけでしていたことによる咬合性外傷による骨吸収と思われる。

この方のインプラント治療計画は2通りある。
上顎洞底挙上術(サイナスリフト)を行って、奥歯に左右3~4本ずつのインプラントを埋入し、前歯はこのままにする方法。もう一つは前歯も抜歯してオールオンシステムによって6本程度のインプラントによって全ての歯を支える方法。

患者様のご年齢を考慮すると、オールオンシステムによる治療法の方が明らかに時間的、費用的メリットが大きく、手術も1回で終えることができる。

患者様にとって辛いサイナスリフト手術をしても、前歯が数年でダメになってしまったら再度前歯にインプラントを埋入しなければならず、非合理的になってしまう可能性が高い。

当院としてはオールオンシステムを患者様にお勧めし、今後さらなるコンサルテーションを行う予定である。


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