グラつく歯を抜いてインプラントにするか否か
本日の患者様は50代の女性の方。
下顎奥歯の部分入れ歯をインプラントにしたいとのご相談でお越しになった。
下顎の残存歯は前歯の6本のみで、中等度の歯周病でややグラグラしている。
患者様のご了承の上で3次元CTスキャンを行い診断させていただいたところ、臼歯部の歯槽骨はそこそこに吸収をしていたが、幸いにも下歯槽管は下顎骨の下縁を走行しておりインプラント埋入に支障はない。
そこで問題となるのは前歯の扱いである。
抜歯して全顎インプラントとするか、残して臼歯部だけのインプラントにするかだ。
残したのに1年後に前歯もグラグラして抜歯となるようではこの治療計画の見通しが甘かったことになる。慎重に前歯の寿命を検討しなければならない。
「グラグラするんだったら抜いてほしい」と言う方もいれば「ギリギリまで自分の歯を使いたい」と言う方もいらっしゃる。
歯に対する考えも人それぞれなので、そのお考えを尊重しつつ治療の道程を考えなければならない。
今回は患者様のお考えを尊重して一度歯周治療を行い、長期安定が望めない歯のみを抜歯することとした。
ご費用も期間も全抜歯→インプラントよりも掛かってしまうが、ご自身の歯に対する思い入れを大切にしたいとのことであった。
歯周治療の後に再評価を行い、インプラント治療に入ることを確認した。
全体的な治療|2009年11月10日
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