歯科恐怖症の患者様のインプラント治療

本日の患者様は30代男性の方。

幼少期より歯科恐怖症で歯医者に行けず、多くの歯がボロボロになってしまい、当院に「無痛鎮静法」を活用した治療目的にお越しになった。

初診時にレントゲン検査および口腔内診査をさせていただき、2回目に「無痛鎮静法」での初期治療および歯の保存の可否の判定を行った。
あらゆる手段を講じても保存不可能で抜歯しなければならない歯が12本あった。

3回目ご来院時に画像と歯型模型を用いて、現状と治療の選択肢をご案内し治療計画のディスカッションを行った。
この患者様のように、非常に大規模で全顎的治療を行うケースにおいては、クリニック側と患者様側が、選択した治療の内容、期間、ご費用等を何度も確認し、ゴールを共有しなければならない。

ただ漠然と治療を進めたのでは、歯科恐怖症の患者様は途中で億劫になって通院を中断してしまうことがある。
毎回の治療の進捗状況をご案内し、自分の治療が今何合目に来ているかをご理解いただくことでモチベーションに繋がっていく。

本日の患者様とは3回の治療計画ディスカッションを行い、埋入するインプラントの本数や全体的なご費用の確定を行った。
治療途中での微細な変更はあったとしても、患者様が受ける医療に対して相当量の知識を身につけていただいたのでご理解をいただけるものと思う。

歯科恐怖症の患者様は、治療行為そのものと、歯科医師を含めた歯科医療全体に恐怖心をお持ちのことがあるので、ゆっくりとご理解を得ながら治療を進めていきたい。


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