外科用ガイドを使用したインプラント傾斜埋入
本日の患者様は20代男性の方。
左下6番が数年前から腫れてしまうとのことでご相談にいらっしゃった。
通常レントゲン検査と口腔内診査をさせていただいたところ、当該歯は歯根の高度吸収をおこしており歯根はほぼ消失していた。
歯としての昨日を完全に失っており、抜歯適応であった。
抜歯後の機能回復手段としてはブリッジよりもインプラントをお望みであったため、CT検査をさせていただいた。
CT分析したところ、骨頂から下歯槽管(下顎の神経)までの最短距離は9ミリ程度であり、非常に埋入に対して制限のあるケースである。
1歯の欠損で垂直的骨造成を行っても歯肉による閉鎖が困難で感染等の偶発症を招く恐れが強い。
しかし、ショートインプラントを真っ直ぐに埋入しても神経に接触する恐れがある。
CTをよく分析すると、下顎骨基底部は非常にワイドであり下歯槽管を避けるように頬側への傾斜埋入が可能であることが分かった。
この場合に役に立つのが、外科用ガイドである。
外科用ガイドは、CTで埋入シュミレーションをした方向にドリルが正確に入るようにしてある穴あきのマウスピースのようなものである。
これを使用することでこれまで技術と経験に頼ってきた難しい埋入方向でも、より安全に行えるようになっている。
奥歯|2009年06月30日
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