骨造成を併用した20代女性の前歯インプラント治療

本日の患者様は20代女性の方。

中学生時代に転倒して前歯2本(左右1番)を失い、その後左右2番を支台とした4本ブリッジにしたそうである。
今回、1本ずつの独立した歯にしたいとの強いご希望でお越しになった。

一般レントゲンおよびCTスキャン検査をさせていただくと、当該部位の唇側歯槽骨はかなり吸収しており、見た目にも陥凹している。
このままインプラント埋入手術をしても、長くバランスの悪い歯しか装着することができない。
そんなことではせっかくブリッジをやめてインプラント治療にシフトした意味がなくなってしまう。

多少の寄り道をしても、高度の審美性を追及するほうが患者様の将来のとっては意義深い。

方針としては、
①患者様の現在の歯型模型を用いて、前歯の理想的並びをワックスで築造する。
この時点で不足している骨のボリュームを計測し、骨造成法の選択を行う。
②骨造成手術(GBR法あるいはブロック骨移植)を行い、約半年の待機期間を置く。
③その後インプラント埋入手術を行い、必要であれば再度骨造成を行う。
④審美性向上のために必要であれば歯肉移植手術を行う。
⑤仮歯からセラミック人工歯に置換して長期経過観察へ

以上のような流れとなるだろう。
治療期間は9ヶ月から1年ほど費やすが、手間を惜しまず治療を行うことによって、きっとご満足いく結果を手にすることができるだろう。


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