顎関節症患者様へのインプラント治療
本日の患者様は50代男性の方。
昨年夏ごろに左下大臼歯2本を抜歯し、その後そのままの状態で経過しているとのこと。
お仕事が忙しく、なかなか歯科受診できずにいたところ、左半側の頭痛・肩こり・上腕の張りなどの症状が表れ、日常生活に支障を来たすようになってきたとのことである。
左右いずれかの大臼歯を喪失してそのままの状態にしておくと、欠損側の噛み合せが低くなったり不安定になるため、顎関節症になってしまうことがある。
顎関節症の主な症状は、関節雑音(カクカク音)、顎関節痛、咀嚼筋痛などであるが、首や肩まで波及すると頚肩腕症候群といわれる状態になる。
顎関節は、左右両側でぶら下がっている関節なので、バランスが崩れるとどちらかの筋肉の過緊張などを惹起してしまうことがある。
本日の患者様も、抜歯後に徐々に症状が出現してきたとの自覚があるため、大臼歯喪失による顎関節症・頚肩腕症候群の可能性が高い。
治療方針としては、まず保険適応の部分入れ歯を作って使用し、噛み合せの高さを回復する。
これでわずかでも症状が改善していくようであれば、永久補綴としてのインプラント治療を進めていく。
まずは原因を確定してからのインプラント治療が望ましい。
全体的な治療|2009年03月17日
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