前歯への骨移植併用インプラント
本日の患者様は50代の女性の方。
1月中頃に前歯の歯茎がかなり腫れたとの主訴で当院を受診された。
諸検査の結果、左上1番2番の歯根嚢胞(根の先に膿の袋のような病気)が原因とわかった。
この歯根嚢胞はある程度の大きさなら根管治療(根の治療)などで治療することが可能であるが、この方の場合根の周囲の骨がかなり吸収されており、特に口蓋側(口の天井)の骨は完全に吸収している。
骨に囲まれた嚢胞であれば、原因歯を抜歯すればある程度の骨の再生が見込めるが、フレームの骨壁が吸収していては、元の形態に骨が再生することはない。
患者様としては抜歯してのインプラント治療をご希望であるが、簡単に埋めるだけのインプラントとは違い様々なテクニックを用いて元の形態を復元していかなければならない。
工程として簡潔に申し上げると、
①隣の歯に固定する仮歯のご用意
②抜歯し嚢胞の全摘出、および下顎臼後部からのブロック骨の採取および前歯部への移植固定
③移植骨固定後にインプラント埋入および粘膜移植による審美性の回復
④インプラント安定後にセラミック上部構造の装着
インプラント経験の豊富な人間しか成し得ない美しい機能的な前歯を入れて差し上げたい。
前歯|2009年02月10日
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