義歯安定のためのマグネット装着
本日の患者様は60代男性の方。
上顎に総入れ歯を入れているが、カタカタして噛めないとのお悩みでいらっしゃった。
口腔内を拝見すると、前歯部には骨の隆起はほとんど無くフラビーガム(浮動性歯肉)になっていた。
通常、歯槽頂部(もともと歯が生えていた部分)は角化歯肉という硬い歯肉が存在しているが、長いこと総入れ歯にしておくと、硬い歯肉からぶよぶよした安定感のない歯肉になってしまうことがある。
この場合、通常であれば上顎に左右対称に6本ほどのインプラントを埋入して、即日仮歯を装着する治療法を選択するのだが、全くといってよいほど骨がない。
骨吸収が過進行してしまい、上顎骨は厚紙程度の薄さしかなく、鼻腔と副鼻腔は一体化し一部は口腔とも粘膜を介して連続してしまっている。
CTを精査してみると、左右上顎結節と鼻下にわずかながらの骨がある。
ここに埋入し、マグネットを装着して総義歯を安定させる計画とした。
今よりは安定してお食事が召し上がれるような仕上がりになるだろう。
全体的な治療|2008年12月05日
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