全顎の咬合再構成治療
本日の患者さまは40代の男性の方。
3年程前にご近所の医院にて、ほとんどの歯に対してセラミックの被せ歯治療を施されたのだが、全体的な噛みあわせがメチャクチャで、まともにこの3年間食事ができないとのご不満で当院にご相談にいらっしゃった。
口腔内を拝見すると、右側の数本しか咬合しておらず前歯と左側は歯が当たりもせず浮いた状態になっていた。
噛みあわせの治療を数多くさせて頂いてきたが、ここまでひどい噛みあわせに遭遇するのは初めてで衝撃を受けた。
3年もの間、我慢なさった患者様にお見舞い申し上げるとともに、その我慢強さに敬意を覚えさえした。
唯一咬合している歯は、その圧力に耐えられず高度の歯周病となり抜歯の適応となっている。
治療方針としては、インプラント補綴を伴った咬合再構成治療をお勧めした。
まず、全てのセラミック歯を外し適切な咬合を与えた仮歯に置き換える。その後、保存不可能な歯の抜歯や歯の再治療などを行いつつ、噛みあわせを徐々に安定させていく。
噛みあわせが高すぎたり低すぎたりすると、咀嚼筋の異常緊張を起こしたり、顔貌の不正や顎関節の不調を惹起しかねない。
噛みあわせを決定する事だけは、時間をかけながら、ゆっくりとしていかなくてはいけない。
治療期間は、概ね1年を予定し、患者様のご了承を得た。
全体的な治療|2008年09月05日
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