上顎オールオン4

all on 4 max本日の患者様は50代の男性の方。

数年前に下顎は数本のインプラント治療を施されたが、上顎はグラグラの歯周病で硬いものを噛むことが出来ないので上顎の治療を希望されて当院にお越しになった。

 

他院でもご相談されたのだが、上顎の骨が少なすぎてインプラントは出来ないと言われたそうである。
しかし、友人から当院の書籍を読むよう勧められ、オールオン4に関心をお持ちになったという。

口腔内診査とレントゲン検査の結果、左右ともに奥歯3本ずつ喪失しており、残存する8本の歯も動揺度3度で、周囲骨もかなりの吸収をおこしていた。

上顎洞との間にある歯槽骨は1㎜程度しか存在せず、サイナスリフト(上顎洞挙上術)を行っても長期的安定性を担保できるかが不透明な状態である。

患者様としては、なるべく低侵襲で費用対効果に優れた方法を選択したいとのご希望だったので、オールオン4をお勧めした。
オールオン4は鼻腔下にある吸収を生じにくい骨に角度を変えた4本のインプラントを埋入し、4本で左右12本の歯を支える方法である。
抜歯即時オールオン4埋入+即日仮歯装着を行うので、歯が無くてみっともない期間はゼロであり、クオリティーオブライフに適っている。

ポルトガルのDr.Maloが考案した方法で、最近では日本でも無歯顎患者様への適応が進んできている。

下顎では神経損傷への注意、上顎では上顎洞粘膜への損傷に注意しなければならず、難易度としては上顎の方が高い。

CT検査およびシュミレーションを行ってからの手術になるが、患者様のご満足のため最善を尽くしたい。


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