最先端インプラント情報
本日は歯科インプラントにおける最先端研究のお話をしよう。
まず、インプラントと天然歯の最も大きな違いは、インプラントはインプラントフィクスチャーと呼ばれる歯根部分が直接骨と結合しているが、天然歯は歯根膜(歯周靭帯)を介して骨と結合している。
歯根膜の役割は多岐に亘り、硬いものを咀嚼した時の緩衝材、歯ごたえなどの知覚、咀嚼運動の反射的調節など重要な役割を担っている。
また、高度の代謝性があるため、セメント質、骨およびコラーゲンの産生能を有している。
言い換えれば、歯根膜によって歯周組織(歯槽骨や歯肉)の恒常性が維持されているといっていい。
しかしながら、インプラントには歯根膜がないため、過大な咬合力がインプラントに加わった場合、歯槽骨の吸収が生じてしまうことがある。
また、一旦骨吸収が始まると、それを再生させる能力をインプラントは持っていない。
そこで現在研究されているのが、歯根膜再生型インプラントである。
インプラントフィクスチャー表面に歯根膜細胞を作り出し、歯根膜の様々な特性を活かす研究が京都大学を中心に行われている。
この技術が実用化されれば、インプラントの寿命は飛躍的に向上するし、一度埋入したインプラントを矯正治療によって移動させることも可能になってくる。
インプラント治療の技術は日進月歩である。
その他のインプラント|2008年03月24日
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