GBRを併用したインプラント治療
本日の患者様は20代の男性の方。
左下4番目の小臼歯を昨年末に抜歯し、インプラント治療のご相談にいらっしゃった。
レントゲンを拝見すると、欠損部の水平的な吸収はそれほど無いように見える。
しかし、お口の中を拝見すると、頬側の骨が著しく吸収し陥凹している。
おそらく、重篤な根尖性歯周炎であったため頬側の骨が吸収していたのだが、抜歯後に骨を再生させるような処置が施されていないために、そのまま凹んだ形態に落ち着いてしまったのだろう。
本来、抜歯時にインプラント治療が確定しているならば、骨を再生させる何らかの処置をすべきである。
この患者様の場合、インプラント埋入時にGBR(Guided Bone Regeneration:骨再生誘導法)を併用した手術を行う必要がある。
GBRの方法は、
①インプラントを通法に従って埋入する。
②頬側骨欠損部の大きさを評価する。
③小さい欠損なら埋入時に採取した骨+人工骨を填塞する。大きな欠損であればオトガイ部などからブロック骨を採取し填塞する。
④吸収性あるいは非吸収性のメンブレン(膜)を留置し閉創する。
自家骨か人工骨か、あるいは欠損の大きさにもよるが、GBRによって骨が再生するまで3ヶ月から半年を要する。
若干治療期間は長くなるが、食べかすが詰まらず見た目もより良くするために必要な処置であることをご説明した。
奥歯のインプラント|2008年03月21日
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