インプラント手術を容易にする能動的治療
本日ご紹介する患者様は30代の男性の方。
右上5番目の歯が縦破折しており、しばしば腫れとお痛みがあるとの事。
拝見してみると、歯はグラグラに揺れており抜歯の適応であった。
ブリッジとインプラントのご説明をしたところ、インプラントを選択された。
上顎小臼歯の埋入は比較的簡単であるが、注意すべき点としては上顎洞との距離が近接していないかどうかである。
今回の場合、インプラントをすることが決定してからの抜歯であるため、抜歯後に埋入手術の簡易シュミレーションを行うことができた。
埋入すべきインプラントの長さや太さのイメージを定め、抜歯後にどの程度の歯槽骨がロスするかを慎重に推察した。その上で、必要な骨充填術を行った。
手術が決定している歯の抜歯では、抜歯術からすでにインプラント治療は始まっている。
患者様のニーズの高まりにより、歯を漠然と抜いて、治癒した後に骨の不足などで右往左往するような受動的な治療ではなく、抜歯時に術者が必要とする骨・粘膜形態をイメージし、結果を得るために様々な技術を駆使する能動的な治療が必要になってきている。
前準備が正しく行われていれば、埋入手術は容易になり、患者様の負担も減少するだろう。
奥歯|2007年11月27日
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