なぜ骨移植が必要か? ~下顎奥歯編~
本日の患者様は20代の男性で、右下の一番奥の歯を失われた方だ。
かかりつけの歯科医院でボソボソになった歯を抜歯したまではよかったが、傷口が治った段階でレントゲンを撮ったところ、残存する骨が少なくインプラントは不可能だと言われたそうである。
これまでのカウンセリングレポートでも度々話していることだが、下顎の骨の内部には下歯槽管というトンネルのような空洞が存在する。この中には下歯槽神経(オトガイ神経)、下歯槽動静脈およびリンパ管が通っている。
手術において、この下歯槽神経とインプラント先端の距離が2mm以上なければならない。
例えば、骨の上端から神経管までの距離が12mmの時、埋入できるインプラントは10mm以下となる。
下顎の奥歯では最低でも8mmのインプラントを埋入するのが理想であるため、10mm以上の残存骨が必要条件になる。
しかし、重度の歯周病などが原因で抜歯すると残存骨が全く残っていない(6~8mm程度)場合が多い。
そのため、他の部位(下前歯の下方や親不知の奥)からブロック骨を移植して、垂直的な骨量を増やす手術が必要となるケースが多いのである。
本日の患者様も同様のケースで、画像をお見せしながら説明をさせていただいた。
奥歯|2007年09月28日
HOME » カウンセリング・レポート » 奥歯 » なぜ骨移植が必要か? ~下顎奥歯編~






